明日8日から二十四節気の「白露(はくろ)」です。
白露とは夜中に大気が冷えてきて、草花や木に朝露が宿り始める頃。
日中の暑さも和らぎはじめ、だんだんと秋の気配が深まり始めていきます。
秋は、夏の暑さや湿気によってダメージを受けた体を癒し、体力を補っておく季節です。夏バテで弱った胃腸を整え、免疫力を高め、冬に備えましょう。
この時期おすすめの食材にカボチャがあります。カボチャは体を温める作用があり、βカロテンを豊富に含んでいるので免疫力アップによいでしょう。
また、カボチャの種は、薬膳材料としてよく使われています。
ミネラル、ビタミンン類も豊富な栄養価の高い食品で、タンパク質や脂質も多く含まれています。
脂質は不飽和脂肪酸のリノール酸が多いので体内のコレステロール値の上昇を抑えて動脈硬化予防に適しています。
ビタミン類ではB1、B2,ナイアシンが多く含まれ、疲労や血行不良、不眠などの改善にも有効です。
ミネラルでは、鉄分が種実類の中でも多く含まれており、亜鉛を多く含むのも特徴です。
虚弱で血圧の低い人や貧血の人に適しています。
漢方では、生薬名を「南瓜子(ナンカシ)」といい、古くから虫くだしに利用されてきました。
カボチャの種は、そのまま食べたり、パンやケーキに入れたり、料理のトッピングにしても美味しく食べられます。
ただし、カロリーが高いので食べ過ぎには注意しましょう。