7月23日からは、二十四節気の大暑(たいしょ)です。
本格的な夏です。
今週27日(土)は土用の丑の日でもあります。
土用の丑といえば、うなぎを食べて元気をつけようという風習があります。
実は土用は夏だけではなく、1年で季節ごとに4回あります。
立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間をさし、今年の夏の土用は、7月20日から8月6日までです。
土用は季節の変わり目で、体調を崩しやすいので、「土」に関することはしない方がよいといわれています。
たとえば、引っ越し、新築、上棟、地鎮祭、造園、井戸掘りなど。
広い意味では、結婚や就職もよくないとか。
季節の変わり目に疲れることをしないように、との先人達の優しさなのでしょう。
暑いとどうしても冷たい飲み物や食べ物をとりたくなります。
体温よりも冷たいものをとったり、冷房の中で体が冷えたりすると、体温を正常に戻すために体はエネルギーを使います。
そのために体力が消耗し、疲れやすくなってしまいます。
猛暑時や気温が体温よりも高い屋外のような状況を除いては、体温よりも少し温かいくらいのものをとるようにしましょう。
また、夏に太るという方は、冷たいものをとりすぎているからかもしれません。
冷たいものをとり過ぎると、胃腸の消化機能が低下し、食欲がなくなります。
消化力が落ちると、体に必要なエネルギーをつくりだすことができないので、疲れやすくなります。
そうすると、代謝が落ちてむくみやすくなったり、脂肪がつきやすくなったりします。
また、エネルギーが不足するため、体が重だるくなります。
筋力も低下して体がたるんできます。血流も悪くなります。
食欲がないのにやせない、夏に太るという方は、冷たいものによる消化機能の低下が一因にあるかもしれません。
温かいものをとっていても、冷房で冷えてしまっている場合も同じことがおこります。
日頃から、体力をつけたり胃腸を整えるものを、少しずつとりましょう。
おすすめは、イモ類(ヤマイモ)、ニンジン、豆類(大豆食品)、キャベツなどです。