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なんとな~く二十四節気な健康情報あれこれ

 
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お米の色々
2019-08-23

823日からは二十四節気の処暑(しょしょ)になります。

処暑は「そろそろ暑さが収まる頃」という意味の言葉です。

昼間はまだ暑さが厳しいですが、早朝や夕暮れどきになると涼しい風が吹くようになりました。

 

田んぼでは夏の強い日差しでスクスクと育った稲に穂が出てきました。

今年もきっと美味しいお米になるでしょう。

近頃は夏から秋の収穫にかけて、楽しい田んぼアートが見られるところがあります。

ある地方の田んぼアートに使われるお米の種類はなんと7種類10品目もあるそうです。

 

私たちが食べるお米には、白いご飯の粳米(うるちまい)=白米と、お正月のお餅やお祝い事の時のお赤飯につかう糯米(もちごめ)があります。

粳米や糯米は、食べるお米の部分は白色です。白でないものには、古代米の一種である黒米(くろまい)や赤米(あかまい)があります。

 

お米は本来主食なので毎日食べてよいものですが、お米を薬膳の考え方で比べると温めるもの(温)、温めも冷やしもしないもの(平)、少し冷やすもの(涼)があります。

いろいろな種類のあるお米の中で白米は平になります。

また、黒米も平ですので毎日の食事に適しています。

糯米は温ですので、寒いときや力をつけたいときに食べられたりしますが、熱のあるときや炎症が出ているときなどは控えたほうがよいでしょう。

赤米は涼になります。

 

赤米や黒米の表面の鮮やかな色素はポリフェノールの一種です。

赤米の色素は紅茶の成分と同じカテキンやタンニンの仲間で、黒米の色素はブルーベリーや赤ワインに含まれるアントシアニンの仲間です。

どちらの成分も身体を酸化させる活性酸素を除去して、老化や病気を防いでくれます。

健康のことを考えて、主食のお米を選ぶのもよいですね。

 

 
2019-08-08

88日は立秋です。

まだ夏になったばかり。

暑い日がこれからも続くのに・・・ですよね?

それでも、そろそろ秋の準備を始めましょうと気づかせてくれるサインです。

 

梅雨が明けたころから蝉が鳴き、夏だなあと実感する方も多いと思います。

蝉には、ニイニイゼミやミンミンゼミのように夏の季語とされるもののほかに、ツクツクボウシや蜩(ひぐらし)のように秋の季語とされるものもあります。

蜩は、住宅街の中の小さな公園でカナカナと12匹鳴いているだけでも、目を閉じれば林の中で降り注ぐように鳴いていた、キャンプ場の夕暮れの記憶の中へと連れて行ってくれます。

 

さて、この蝉。

昔は蝉本体もですが、今はその抜け殻を蝉衣(ぜんい)とか蝉退(せんたい)といい、熱のある風邪や湿疹などの漢方薬として使われます。

 

そして、昔は蝉を串にさして炙ったものが子どものおやつにされていたとか。

今も沖縄などの地域では食べられているそうです。

世界を見ると、蝉を食べている国は多いようです。

昨年、公園で蝉の幼虫をたくさん集めている人がいて、これも食材としてとられているのではないかとニュースになっていました。

 

地球の人口が増え、食糧難が進み、日本でも栄養価の高い昆虫をどのように美味しく食べるかを研究する方も少しづつ増えてきています。

「こんなおいしいものを、昔の人はあまり食べなかったんだって」

「へー!もったいないねえ」

という会話は令和のうち、私たちの子や孫の世代にはありそうです。

 
冷たいものをとりすぎない
2019-07-20

 

723日からは、二十四節気の大暑(たいしょ)です。

本格的な夏です。

今週27日(土)は土用の丑の日でもあります。

土用の丑といえば、うなぎを食べて元気をつけようという風習があります。

実は土用は夏だけではなく、1年で季節ごとに4回あります。

立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間をさし、今年の夏の土用は、720日から86日までです。

土用は季節の変わり目で、体調を崩しやすいので、「土」に関することはしない方がよいといわれています。

たとえば、引っ越し、新築、上棟、地鎮祭、造園、井戸掘りなど。

広い意味では、結婚や就職もよくないとか。

季節の変わり目に疲れることをしないように、との先人達の優しさなのでしょう。

 

暑いとどうしても冷たい飲み物や食べ物をとりたくなります。

体温よりも冷たいものをとったり、冷房の中で体が冷えたりすると、体温を正常に戻すために体はエネルギーを使います。

そのために体力が消耗し、疲れやすくなってしまいます。

猛暑時や気温が体温よりも高い屋外のような状況を除いては、体温よりも少し温かいくらいのものをとるようにしましょう。

 

また、夏に太るという方は、冷たいものをとりすぎているからかもしれません。

冷たいものをとり過ぎると、胃腸の消化機能が低下し、食欲がなくなります。

消化力が落ちると、体に必要なエネルギーをつくりだすことができないので、疲れやすくなります。

そうすると、代謝が落ちてむくみやすくなったり、脂肪がつきやすくなったりします。

また、エネルギーが不足するため、体が重だるくなります。

筋力も低下して体がたるんできます。血流も悪くなります。

食欲がないのにやせない、夏に太るという方は、冷たいものによる消化機能の低下が一因にあるかもしれません。

温かいものをとっていても、冷房で冷えてしまっている場合も同じことがおこります。

 

日頃から、体力をつけたり胃腸を整えるものを、少しずつとりましょう。

おすすめは、イモ類(ヤマイモ)、ニンジン、豆類(大豆食品)、キャベツなどです。

 

 
七夕(たなばた)
2019-07-06

明日77日は、二十四節気では小暑(しょうしょ)です。

梅雨明けも近くなり、暑さがだんだん増していくころです。

小暑と大暑をあわせたおよそ1か月を「暑中」といい、「暑中見舞い」を出す時期とされています。

 

そして、77日は七夕(たなばた)です。

各地で七夕祭りが行われ、学校や家では、短冊に願い事を書いて笹の葉につるす、楽しい思い出のある方も多いでしょう。

七夕は「七夕(しちせき)の節句」ともいい、五節句のひとつです。

七夕の由来は諸説ありますが、日本では古くから、織物を作る機(はた)を扱う棚機女(たなばたつめ)が小屋にこもって神様のために着物を織り、棚(神棚のようなもの)にそなえ豊作を祈ったり、穢れを払うという神事が77日の夜に行われていました。

それが七夕(たなばた)の語源といわれています。

また中国では、唐の時代に、古来よりある「織姫と彦星」伝説の織姫にあやかって、機織りや裁縫がうまくなりますようにと願う「乞巧奠(きこうでん)」というお祭りが行われていました。

それが奈良時代に日本に伝わり、宮中行事として行われるようになりました。

里芋の葉にたまった夜露を「天の川の雫」と考えて、それで墨をすり、神聖なものとされる梶(かじ)の葉に和歌をしたためたそうです。

日本の棚機女信仰と中国の乞巧奠などの風習が重なり、江戸時代に今の七夕の原型ができたといわれています。

江戸時代には庶民の間にも広まり、このころに梶の葉から五色の短冊に願い事を書くようになったようです。

五色の短冊の色は、中国の陰陽五行説の木・火・土・金・水にちなみ、青()・赤・黄・白・黒で、短冊に書かれた願い事は、昔から神聖なもとのされた笹や竹につるされました。

 

竹の葉は漢方では竹葉(ちくよう)といい、「神農本草経」にもでており、清熱薬、利水薬として使われています。

竹や笹の葉には抗菌作用があるので、竹皮でおにぎりを包んだり、ちまき、笹寿司、笹団子など、今でも食べ物を長持ちさせるために使われています。

 

「星に願いを」今年は昔に戻って、願い事を書いてみましょうか。

 
続々・なんとな~く黄帝内経
2019-06-22
今日は、夏至です。
2016年の夏至から始まった当ブログも4年目に入りました。
おつきあいくださり、ありがとうございます。
 
冬至には、ゆず湯に冬至かぼちゃ。
春分、秋分には、ぼた餅、おはぎ。
と、食べ物や風物があります。
では、夏至は?
残念ながら、みんなが納得する共通のものはありません。
 
昔ながらの農耕では、夏至から半夏生のころまでが田植えの時期でした。
農作業で忙しく、かつ、梅雨時期で日照時間の実感もなかったので、日本では夏至の行事は取り立ててないまま日々を送ってきたのかもしれません。
今日の横浜も、ときどき強い雨です。
ただ、三重県二見浦の二見輿玉神社では、夏至祭りが行われています。
夏至をはさんでひと月ほどの間、夫婦岩の間から陽が昇ります。
その朝日を浴びながら海に入り、みそぎを行う行事です。
 
さて、夏も盛りとなる時期。
夏の養生とはどのようなものでしょうか。
 
〈四季の養生、夏編〉
 
黄帝:センセェ。夏はどのように過ごしたらええんでしょう。
   毎年、暑うて暑うてかないませんわ。
 
岐伯先生:夏はすべての生き物が最も盛んになるときなので、
木々は青々と茂り、虫も鳥も動物も活発に動く。
      人もうんと積極的に行動するべきや。
      気持ちを開放的にして、外へ出かけるのもええ。
      朝は日の出とともに早く起きて、夜は遅めに寝るとええ。
 
黄帝:春も夜は遅めに寝ると言わはりましたけど、
   もっと遅めでええいうことですか。
     
岐伯先生:遅めとゆうても夜更かしではないということは春にも
     言うたとおりや。
     お日さんが沈むのが遅いのに合わせて、もうちょっと
     遅めいうことやな。
 
黄帝:気ぃつけることは何ですか。
 
岐伯先生:夏至以降は陰気が増える。
     陰気というと、まずは「湿(しつ)」やな。
     日本の夏は暑い上に湿度が高い。
     体に湿が入ってくると重だるくなったり、腰痛、肩こり、
     関節痛をおこす。
     お腹がちゃぽちゃぽしたり、食欲が落ちたり、下痢に
     なることもある。
     冷えや、夏の不養生は、冬になると冬の病をひきおこす。
 
黄帝:センセェ。簡単にゆうて。
 
岐伯先生:ほかの季節よりは寝る時間は少のうてええから、
     機嫌よう良く体を動かして、
     体内の熱を取ってくれるキュウリやトマトやスイカなんかを
     食べて、疲れすぎないように過ごすということや。
 
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