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なんとな~く二十四節気な健康情報あれこれ

 
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トマト
2019-06-06
今日から二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」です。
昔は、稲や麦など芒(のぎ)のある作物の種を蒔く時期とされていました。
芒とは、稲の穂先にある針のような突起をいいます。
また、この頃は梅雨入りの時期で入梅(にゅうばい)ともいわれます。
 
夏の旬の野菜にトマトがあります。
トマトは、南アメリカのアンデス山脈高原地帯(ペルー、エクアドルなど)原産のナス科の野菜です。
トマトが世界に知られるようになったのは、コロンブスの新大陸発見後、ヨーロッパにもたらされてからです。
当時のヨーロッパでは鮮やかな赤色をしたトマトを「食用」ではなく「鑑賞用の植物」として栽培・販売していました。
日本には、江戸時代に、やはり観賞用として伝わり、唐柿(とうし)、赤茄子(あかなす)などと呼ばれていました。
食用として栽培されたのは明治以降で、今では数多くの品種があります。
 
トマトは非常に栄養価が高い緑黄色野菜です。
「トマトが赤くなると医者が青くなる」という西洋のことわざがあります。
また、中国では高血圧患者の補助療法として、トマトを食べるよう勧めているそうです。
トマトの赤い色素成分であるリコピンは、強い抗酸化作用を持っています。
さらに、ビタミンCとの相乗作用で、体内の不要な活性酸素を撃退してくれます。
また、ビタミンCは、トマトの含有成分であるルチンとの相乗作用で血圧を下げ高血圧を改善します。
 
トマトには体の余分な熱を冷ます作用があります。
口の渇きや暑気あたりによる消化不良にも効果的です。
ただし、冷え性や虚弱体質の人、お年寄りは生で沢山食べないようにしましょう。
 
*リコピンは油に溶けやすい性質のため、
 油と一緒に食べると体内への吸収率が高まります。
 
桑のお話
2019-05-21
5月21日からは二十四節気の小満(しょうまん)です。
日差しが強くなり、全てのものが成長し、木々が生い茂る頃です。
 
この生い茂る木々のひとつに桑の木があります。
蚕(かいこ)が食べる桑の葉です。
絹をつくる蚕はお蚕さんと呼ばれ、大切にされていました。
今でこそ桑畑は少なくなりましたが、5~6月は蚕が桑の葉を盛んに食べて成長する時期でもあります。
蚕は蛹(さなぎ)になるとき糸をはき、繭(まゆ)をつくります。
この糸が絹(シルク)です。
そして蚕の食糧になる桑は私たちの健康にとっても、よい植物なのです。
 
戦後、だんだんと養蚕が少なくなり、桑の需要が減ってきました。
そこで桑を有効利用する研究がされました。
その結果、桑の葉に小腸から炭水化物や糖の吸収を少なくする成分があることがわかりました。
これによって血糖値が高くなりにくくなります。お茶や蕎麦に混ぜたり、サプリメントとして利用されるようになりました。
 
また漢方では、桑の葉、枝、根の皮、実、は生薬として使われてきました。
葉は桑葉(そうよう)といい、風邪を引いたときなどの漢方薬(桑菊飲(そうきくいん))に入っています。
若い枝は桑枝(そうし)といい、煎じてむくみや関節の不調などに利用されます。
根の皮は桑白皮(そうはくひ)といい、咳を鎮めたり、尿の出をよくしてむくみをとったりします。
7~8月になると赤黒く熟し、とても美味しくなる桑の実は桑椹(そうじん)といい、毎日食べると身体の潤いが失われずに、いつまでも若々しく過ごせるといわれています。
この実をそのまま乾燥保存したり、ジャムに加工したりします。ハーブでは桑をマルベリーと呼んでいます。
 
【小枝のお茶=クワ茶】
①4~6月ごろの若い枝を適量採取し、適当な長さにカットしてから、火にかけたフライパンでよく炒る。
②耐熱性のガラスポットなどに①をひとつかみと水500mlをいれて、火にかけて煮だす。
③水が400mlぐらいになるまで煮詰めたら、これを少しずつ飲む。
 
 
立夏
2019-05-06
5月6日からは立夏です。
夏です!
暦の上では。
今から少しずつ夏の気配が増えてきます。
身も心も夏への準備を始める頃ですよ~!という合図でもあります。
ところが、年によっては5月の連休頃に急に暑い日があり、暑さに慣れていない体への熱中症の心配が出てきます。
実際、日中は汗ばむくらいの陽気になっています。
 
五月上旬の京都の三千院のもみじは、ようやく透けるような若々しい緑の葉が開ききったころです。
瑞々しい明るい若葉が秋の紅葉の頃とは全く違う景色を見せてくれます。
爽やかな日はそれだけで満足できますが、暑くなった日などは参道にとてもうれしいおやつが並びます。
キュウリ一本まるごとを浅漬けにして割りばしに刺し、大きな桶で冷やしたものです。
 
キュウリの水分、ミネラルに加え、塩が良い働きをしてくれます。
キュウリは暑い夏の熱中症予防に最適の食べ物の一つです。
中国出身の方から、子どもの頃の夏の遠足にキュウリを何本も親から持たされた・・・と、話に聞きました。
ここ横浜でもそろそろ露地ものの早生のキュウリが出てくる頃でしょうか。
夏から秋に、大活躍してくれる食材です。
暑い期間はあれこれと調理に工夫を加えながら戴くのも楽しみのひとつです。
 
その前に。
暑くなりきる前(梅雨の前)におすすめの食材は体にこもった熱を冷やし過ぎずに、取ってくれて、消化の良いものです。
セロリ、レタス、豆腐、小豆など。
こちらもポピュラーな食材です。
美味しく食べましょう。
 
ー立夏の頃の冷や奴ー
〈材料と作り方〉
豆腐は木綿でも絹ごしでもお好みで。
新玉ねぎのスライスを干し桜エビ、すし酢、ゴマ油で和えてトッピングにします。
 
【薬膳五性】
薬膳では食材の持つ、体を温める冷ます性質を「熱・温・平・涼・寒」の5つに分けます)
 ・豆腐:涼 
 ・タマネギ:温
 ・桜エビ:温
 ・すし酢:温
 ・ごま油:涼
 
 大豆製品+ごま油で便秘の改善にも役立ちます。
 
シソで美味しくスッキリ
2019-04-20

420日からは、二十四節気の穀雨(こくう)になります。

穀雨の終わり頃、立春からかぞえて88日目を八十八夜(2019年は5月2日)といい、八十八を一つの文字にすると「米」になるので、稲作などの農作業を始めるのに縁起の良い日とされています。

 

春に降る雨は作物を潤すといわれ、この時期に種を蒔くと雨に恵まれよく育つそうです。

気温も徐々に上がってきて、万物が成長する季節になります。

同時に湿度も高くなってきます。

湿気が多くなると胃腸の働きが悪くなります。

胃腸が弱い方は、食欲不振や下痢といったトラブルがおきやすくなります。

 

そんな時には、胃腸の働きをよくして気分をリフレッシュしてくれる、シソのお茶はいかがですか。

シソには解毒の働きがあり、みかんの皮や生姜は胃腸を整えて、吐き気を和らげたり、解消してくれます。

風邪で寒気がする時や、咳や痰の解消にもよいでしょう。

 

また、この春から新生活が始まる方もいるでしょう。

環境の変化や緊張がストレスとなり、ネガティブな思考がうまれたり、感情が不安定になりイライラしたり鬱っぽくなったり、不眠などの症状があらわれる方もいるかもしれません。

シソの香りには、鬱々とした気分を発散させてリフレッシュする効果もあります。

疲れたら早めに休み、爽やかな香りでストレスを上手に解消して、こころ穏やかに過ごしましょう。

 

「しそ湯」

〈材料〉

大葉 10

みかんの皮(乾燥したもの)小さじ2

ショウガ みじん切り小さじ1

  

〈作り方〉

①すべて細かく刻んで、お茶パックに入れ、鍋で水300mlと共に煮る。

②水の量が半分になったら、湯のみにそそぐ。
 
お花見
2019-04-01
今日4月1日は、七十二候では雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)です。
春の訪れを告げる雷が鳴り始める頃となりました。
春雷はその音に驚いて土の中の虫が目覚める、「虫出しの雷」ともいわれています。
 
春といえば桜ですね。
毎年お花見を楽しみにしている方も多いと思います。
先週後半は寒の戻りがあって横浜の満開宣言はまだですが、見ごろを迎えてきています。
 
お花見は古代から農民の間で行われてきました。
桜は、農耕の神「サ神」のクラ(依り代)といわれ、冬の間山奥にこもっていた農耕の神が、春になって里山におりてきたときに桜に宿って花が咲くと考えられ、桜の木の下で豊作を祈り、宴を開いたのがお花見の由来といわれています。
奈良時代になると貴族が花を楽しむための花見が行われましたが、当時は、中国文化の影響で、お花見といえば梅だったそうです。
平安時代になり、日本文化が盛んになると次第に梅の花見から桜の花見にかわっていきました。
鎌倉時代になると、武士や町民まであらゆる階層に広まり、江戸時代には庶民の娯楽として定着したようです。
花より団子という向きもありそうですが・・・
 
桜というと桜餅。
思いうかべるのは、あの香りです。
桜餅の香りは、オオシマザクラの葉を塩漬けにしたものです
塩漬けにすることで、天然の芳香成分であるクマリンという物質が出て、独特の香りを放つそうです。
 
今はお花見の桜というとソメイヨシノを思いうかべますが、ソメイヨシノは、このオオシマザクラとエドヒガンの交配種です。
江戸時代末期に染井村(現在の東京都豊島区駒込)の植木屋が、花が大きくて花つきもいいこの交配種を桜で有名な吉野にあやかって「吉野桜」として売り出しました。
それまで、お花見の主役はヤマザクラを代表とする自生の桜で、特に奈良の吉野山の桜は古来から有名でした。
「吉野桜」は大変人気となったそうです。
後に、吉野の山桜と混同しないよう、ソメイヨシノと改められました。
成長が早く若いうちから花を咲かせるソメイヨシノは、明治中期以降に全国に広がり、今では全国の80%がソメイヨシノといわれています。
 
ソメイヨシノは種子で自然に増えることはなく、接ぎ木や挿し木でしか増えることができません。
すべて最初の一本と同じ遺伝子を持つ、人の手を介さないと存在できない品種です。
最初の一本は、自然交雑したものを偶然発見したのか、人の手によって作られたのかはわかっていないそうです。
 
自然に自生する山桜と人の手によって育てられたソメイヨシノ、どちらも私たちの目を楽しませてくれます。
今年はどの桜でお花見しましょうか?
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