株式会社 ウエルライフ | あんず薬局 | 神奈川県 | 横浜市 | 漢方 | ハーブ | アロマ | 健康食品 | 厚木

あんず薬局の取扱商品

営業案内

営業時間/10:00~18:00

定休日/日曜、第2土曜、祝日

  •  
  • 体質チェック
  • 健康機器測定
201607011429451971.jpg
 

なんとな~く二十四節気な健康情報あれこれ

 
フォーム
 
野萱草(のかんぞう)、 本萱草(ほんかんぞう)
2018-07-30
一昨日、7月28日からは七十二候の土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)です。
熱気がまとわりつくような蒸し暑い頃ですが、木や草花にとっては緑をますます濃くして夏を満喫しているようです。
 
この時期、高原に行くと、鮮烈なオレンジ色の花を目にすることがあります。
百合によく似た花で野萱草といいます。
日本全国の高原や山地、川の土手などに自生するユリ科の野草で、別名「忘れ草」や「忘憂草(ぼうゆうそう)」とも呼ばれています。
諸説ありますが、憂鬱なことを忘れさせてくれる、という意味もあるそうです。
ビタミンカラーの花の色が、きっと心を元気にしてくれるのですね。
 
野萱草のつぼみを熱湯でゆがいて天日干しにしたものを「金針菜(きんしんさい)」といい、薬膳料理や中華料理で使われます。
金針菜は、胃腸の働きを助け、ストレスや気分の落ち込みを軽くしてくれる、とても優しい食材です。
また、体の熱を冷まし、水分の代謝を良くしてくれます。
ほうれん草の約20倍の鉄分が含まれていますので、貧血や生理不順の方にもよいでしょう。
 
乾燥金針菜は、ぬるま湯で30分程度戻し、固い部分を取り除いて洗い、食べやすい大きさに切って使います。
スープや煮込み、きんぴらなどの料理に入れます。
生の金針菜は、春から夏にかけてが旬ですが、有毒なコルヒチンを含むので必ず加熱して利用します。
また、体を冷ます作用がありますので、妊婦さんや冷え性の方は取り過ぎに注意しましょう。
 
乾燥金針菜は、オルタ薬局あんず、あんず薬局各店で取り扱っております。
(写真は、同種のヤブカンゾウ)
 
 
(
)
 
 
2018-07-23
7月23日は、七十二侯の桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)です。
初夏に咲いた桐の花が実を結び始める頃です。
桐の花は薄い紫色(藤色)の筒状で大きな花を房状につけます。
高い木の枝先につけるので下から見上げても見えませんが、少し離れて眺めると見事に咲いているのがわかります。
 
桐の木は、北海道南部から鹿児島に至るまで生育していますが、特に、岩手県の南部桐、福島県の会津桐、岡山県から広島県東部にかけての備後桐が有名です。
成長が早く15~20年で成木になるので、昔は娘が生まれると桐の木を植え、嫁入りの時期に木を切り、その材で嫁入り道具の家具を作り持たせるという風習があったそうです。
 
桐材は、国産材の中では最も軽く、防湿性、防虫性にも優れているので昔から高級家具材として重宝されてきました。
日本特有の高温多湿の気候風土にも適しているため、江戸時代には、医者や薬屋が生薬を入れておくのに用いた、小さい引き出しが沢山ある百味箪笥(薬箪笥)にも使われました。
江戸後期には往診用の薬箱としても、軽くて持ち運びの良い桐材が使われていたそうです。
 
桐の木は中国神話の鳳凰 (霊鳥)がとまる神聖な木とされていました。
そのデザインは、日本では平安時代の頃から、天皇の衣類の刺繍や染め抜きに用いられるなど高貴な紋章として使われました。
500円玉硬貨やパスポートなど身近なところでも目にしますね。
現在では日本国政府の紋章として用いられています。
 
 
 
小暑(しょうしょ)その二
2018-07-17
7月18日からは七十二候の鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)になります。
梅雨明けの日は気象庁の過去30年間のお天気の平均データで、沖縄で6月23日、近畿と関東甲信地方で7月21日、東北北部では7月28日となっています。
その中でも、今日7月17日は「雨の特異日」になっているようで、60~80%の確率で雨降りだそうです。
皆様のお住まいの地域では、今日のお天気はいかがですか?
神奈川は早い梅雨明けで、夏の県花の木槿が咲き出しました。
 
外は雨降りで湿度が高く、からだの内は冷たい飲み物・食べ物で冷えたりすると、おなかの不調が起こりがちになります。
こんな時に『藿香正気散(かっこうしょうきさん)』という漢方薬が力を発揮してくれます。
 
『藿香正気散』は
  夏風邪、胃腸の不調で吐き気がひどい  
  気温の差や雨降りでからだや頭が重だるい
  冷房や冷たいものの飲み過ぎ・食べ過ぎで下痢になった
  旅先で下痢や胃腸不良になった
                  などの時に使います
 
『藿香正気散』は下のような13種の生薬から作られている漢方薬です。
藿香(カッコウ)、蘇葉(ソヨウ)、白芷(ビャクシ)、
大腹皮(ダイフクヒ)、厚朴(コウボク)、半夏(ハンゲ)、
陳皮(チンピ)、茯苓(ブクリョウ)、甘草(カンゾウ)、
白朮(ビャクジュツ)、生姜(ショウキョウ)、
大棗(タイソウ)、桔梗(キキョウ)
 
これらの生薬が一緒になって、身体を温めて胃腸に溜まっている余分な水分を除きます。
 
この漢方薬は冷えたお腹を温めるお薬ですのでお湯でお飲みください。
また夏だけでなく、寝冷えや冷たい飲食物の摂り過ぎなどでお腹を冷やした時の腹痛、下痢にも利用ができます。
 
『藿香正気散』は、オルタ薬局あんず、あんず薬局各店で取り扱っております。
 
小暑(しょうしょ)その一
2018-07-09
週末には記録的豪雨で、西日本に大きな災害がありました。
お見舞い申し上げます。
 
5月のゴールデンウィーク頃の立夏より始まった夏季も、早いもので3カ月目になりました。
七十二候では小暑の中の「温風至る(あつかぜいたる)」にあたり、暑い夏の風が吹き始める頃になります。
今年は早々と梅雨もあけて、暑さが本番になっています。
 
日本特有のこの蒸し暑さにあらがうように、電車やバス、お店では寒いほど冷えていたり、冷たい風が直接あたったりと、からだに冷えが入りやすくなります。
また、冷たい飲み物ばかり飲んだり、お刺身や生野菜、そうめん、冷やし中華…と冷たい食べ物がついつい多くなってしまいます。
胃腸は冷やすと、消化や吸収の働きが悪くなってしまいます。
冷えと水分の取りすぎによって、もともと消化吸収力の弱い方は吐き気を感じたり、お腹が痛くなったり、ゴロゴロ鳴ったり、下痢、軟便になりやすくなります。
 
急性の下痢は食べ過ぎ、冷え、食中毒などが原因の場合がほとんどです。
また、体力が落ちている時や寝冷えでも下痢を起こしてしまいます。
 
このような体調不良を起こさないために、飲み物や食事は温かいものを、無理な場合はせめて常温のもの摂るようにし、暴飲暴食はさけましょう。
冷房が効きすぎないようにする、冷風に当たらない工夫をする、肌を出しすぎない、腹巻をする、疲れをためない、早めに寝て十分に睡眠をとるなど、気をつけたいものです。
 
それでも具合が悪くなった時には、漢方薬があります。次回はその漢方薬のお話をします。
 
半夏生
2018-07-02
7月2日からは七十二候の半夏生(はんげしょう)です。
漢方薬では大切な生薬の一つ、カラスビシャク科の半夏が生える頃だから、とかドクダミ科の半夏生の生える頃だからとか諸説あるようです。
漢方薬局としては半夏に一票入れなければならないですが、梅雨のただ中に、先端の1、2枚がきれいな白になり爽やかな気分にしてくれる半夏生に一票入れたくなります。
 
話変わって、梅雨が終わると、夏!

ここ横浜では、三日前の629日に梅雨が明けたもようと発表がありました。

例年より22日早く、6月中は統計開始以来初のようです。

 
夏のにおい・・
と、いわれて何を想像しますか?
海のにおい、線香花火のにおい、どこからかほのかに香るミントの香り。
連想するものは様々ですが・・・
茹でたトウモロコシや屋台のしょうゆの焦げたトウモロコシのにおい!
もありますね。
 
トウモロコシの、太陽の日を浴びてぐんぐん伸びる姿は、自然の恵みを感じさせてくれます。
そして、スイカと並んで夏の代表的なおやつです。
 
トウモロコシの実やひげにはむくみを取りおしっこの出を良くしてくれる働きがあります。
湿度の高い日本の夏はむくみやすい方が多いので、良いおやつといえます。
食物繊維も多いので、便秘の解消にもなります。
(人によっては、おなかが緩くなることがありますので食べ過ぎに注意しましょう。)
 
とうもろこしのひげ入りご飯
〈材料〉4人分
・米2合
・とうもろこし1本
・とうもろこしのひげ(白く柔らかい部分)
・トウモロコシの芯
・酒
・水
〈作り方〉
①米は洗い、30分水にひたしておく。
②とうもろこしは皮をむき、包丁などで実をはずしておく。
ひげは3ミリほどに刻む。
③炊飯器に米を入れ、酒大匙1を入れてから目盛りどおりに水加減をして、とうもろこしのひげ、実、塩小さじ3/4~1、
 芯を入れて炊く。
④炊きあがったら、芯を取り除く
 
ひげを良く洗ってお日様に干したものは玉米鬚(ぎょくべいじゅ)とか、南蛮毛(なんばんげ)ともいいます。
お茶にしても楽しめます。
<<株式会社 ウエルライフ>> 〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-8-4 TEL:045-471-2521 FAX:045-471-2522