7月18日からは七十二候の鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)になります。
梅雨明けの日は気象庁の過去30年間のお天気の平均データで、沖縄で6月23日、近畿と関東甲信地方で7月21日、東北北部では7月28日となっています。
その中でも、今日7月17日は「雨の特異日」になっているようで、60~80%の確率で雨降りだそうです。
皆様のお住まいの地域では、今日のお天気はいかがですか?
神奈川は早い梅雨明けで、夏の県花の木槿が咲き出しました。
外は雨降りで湿度が高く、からだの内は冷たい飲み物・食べ物で冷えたりすると、おなかの不調が起こりがちになります。
こんな時に『藿香正気散(かっこうしょうきさん)』という漢方薬が力を発揮してくれます。
『藿香正気散』は
夏風邪、胃腸の不調で吐き気がひどい
気温の差や雨降りでからだや頭が重だるい
冷房や冷たいものの飲み過ぎ・食べ過ぎで下痢になった
旅先で下痢や胃腸不良になった
などの時に使います
『藿香正気散』は下のような13種の生薬から作られている漢方薬です。
藿香(カッコウ)、蘇葉(ソヨウ)、白芷(ビャクシ)、
大腹皮(ダイフクヒ)、厚朴(コウボク)、半夏(ハンゲ)、
陳皮(チンピ)、茯苓(ブクリョウ)、甘草(カンゾウ)、
白朮(ビャクジュツ)、生姜(ショウキョウ)、
大棗(タイソウ)、桔梗(キキョウ)
これらの生薬が一緒になって、身体を温めて胃腸に溜まっている余分な水分を除きます。
この漢方薬は冷えたお腹を温めるお薬ですのでお湯でお飲みください。
また夏だけでなく、寝冷えや冷たい飲食物の摂り過ぎなどでお腹を冷やした時の腹痛、下痢にも利用ができます。
『藿香正気散』は、オルタ薬局あんず、あんず薬局各店で取り扱っております。