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なんとな~く二十四節気な健康情報あれこれ

 
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小豆粥でデトックス
2018-01-15
1月15日は小正月です。
元旦を大正月というのに対し呼んだ季語です。
小正月は松の内を忙しく働いた主婦へのねぎらいの意味で、別名女正月ともいわれています。
この日には、鏡開きのお餅を入れた小豆粥をいただきます。
中国では小豆粥を炊いてその年の健康や厄除けを願うならわしが昔からあり、日本でも平安時代から小豆粥を食べる風習が残っています。
 
お正月休みはごちそうの食べすぎやお酒の飲みすぎで、体がむくんだり便秘ぎみになる方が多いと思います。
この日に、むくみや便秘を解消する小豆を食べることは、理にかなっているといえます。
今日は早速、小豆粥を作って食べませんか。
 
小豆粥の作り方
〈材料〉4人分
 【ゆで小豆】小豆50g、水3カップ
 【お粥】米 1カップ、水 800cc 、小豆のゆで汁(約50cc強)、
     塩 小さじ1/2 、餅 2切れ(8等分さいの目切り)
〈作り方〉
① よく水洗いした小豆と水(1.5カップ)を強火にかけ、沸騰したらザルにあげて、ゆで汁を捨てる。
② もう一度、①の小豆と水(1.5カップ)を火にかけ、沸騰したら弱火にし、フタをして40分以上、小豆をほんの少しかために茹で、小豆をザルにあげる。ゆで汁はとっておく。
③ 研いでザルにあげた米と水(800cc)、②の小豆のゆで汁(50cc強)を鍋に入れ火にかける。
④ 沸騰したら塩を加え、ごく弱火にし、途中アクをすくいながら40~50分、ひたひたになるまで煮る。水が足りなくなったら、途中で水を差す。
⑤ ②のゆでた小豆と餅を加えて、餅が柔らかくなったら完成。
 
   *小豆に関する詳しいお話は、このコーナーの
  2017年 3月 15日「小豆」をご覧ください
 
七草粥
2018-01-05
あけましておめでとうございます。
今年も少しずつですが健康情報をお伝えしたいと思います。
本年もよろしくお願い致します。
今日から二十四節気の小寒、そして七十二候の芹乃栄(せりすなわちさかう)です。
田んぼの畔や水辺に生えるセリが良く育つ頃という意味ですが、実際のところは露地ものではまだまだ芽が出始めた頃でしょうか。
セリといえば、お浸しにしたり、牡蠣とセリを主な材料に、土鍋のふちにつけた味噌を溶きながらいただく土手鍋などを思い出しますが、春の七草のトップに出てくる野草でもあります。
そして明後日、1月7日は五節句の第一番目で、人日(じんじつ)の節句です。
七草粥を食べる習慣があります。
お粥にセリ ナズナ ゴギョウ(ハハコグサ) ハコベラ(コハコベラ)) ホトケノザ(コオニタビラコ) スズナ(カブ) スズシロ(ダイコン)の春の七草を入れて、邪気を払い新春を味わうというもの。
最近ではお正月にごちそうを食べすぎて胃腸に負担をかけすぎた罪滅ぼし?に、「胃に優しいものを食べましょう」ということでしょう。
但し、地方によってずいぶん中に入れるものは違うようです。
東北以北では雪に覆われているところが多いですものね。
お粥は消化、吸収が良く、まだ胃が十分に目覚めていない、朝に食べるにはぴったりの食べ物です。
コトコトと静かに炊くのがよいのでしょうが、忙しい朝なら圧力鍋を使うのも一つの方法です。
季節に合った具を入れたお粥生活、始めてみませんか。
次回は小豆粥の作り方をご紹介しましょう。
 
蕎麦
2017-12-28

 

いよいよ今年も、あと3日で終わりです。

心せわしいなかにも、無事に年を越せる時期を迎えることができてホッとしています。

今年の大晦日は、「雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)」。

秋に蒔いた麦が雪の下で芽を伸ばす時期、という意味です。

 

「麦」の字と、「年越し」ということで、2017年最後はやはりなんとな〜く蕎麦(そば)についてお話しします。

といっても麦はイネ科、蕎麦はタデ科の植物です。

 

いまやスーパーフードとして、もてはやされるようになった蕎麦。

毛細血管を強くする、血糖値の上昇をおさえる、血管の弾力性を高める、コレステロールを下げる、腸の働きを活発にするなど、いろいろとわれています。

血管に働きかけるのは、蕎麦に含まれる栄養素ルチンによるものです。

ルチンは、水に溶けやすいとわれています。

茹で汁に溶け出ていることを考えると、蕎麦を食べ終わったら自然と蕎麦湯にも手が出ます。

また、ルチンが特に多い蕎麦の実の表層部分にはタンパク質も多く含まれています。

蕎麦茶で飲むのもおすすめです。

 

つい先日、そばがきにすればルチンもタンパク質も丸ごととれるのでは?と思い立ち、手打ち蕎麦のお店で注文してみました。

店員さんに「そば、、、そば・ガ・キ・・・ですか?」とキョトンとされてしまいました。

 

それはさておき、蕎麦を食べるときの薬味や具の存在も大事です。

風味だけでなく、蕎麦の効用を引き出す役割も担うからです。

薬膳では、食材のもつ“体を温めたり冷やしたりする”性質を、「温」「熱」「寒」「涼」とそのいずれでもない「平」に分類します。

蕎麦は「涼」ですから、体を冷やしすぎないためにも「温」のネギやワサビは欠かせない存在です。

一緒に食べることは理にかなっています。

そのうえ、ネギはアリシンを含み、蕎麦と合わせて食べると蕎麦のビタミンB1の吸収を高め、疲労を回復します。

ワサビは、辛み成分が代謝を高めてくれます。

ゴマは「平」です。ビタミンB12やカルシウムを多く含み、動脈硬化を防ぎ、血管を若々しく保ちます。

ゴマの油分は大腸で便の滑りをよくするので、便秘対策にもなります。

大根は「涼」です。ジアスターゼが消化を助けます。

大根おろしにして一緒に食べればビタミンCも豊富にとれます。

海苔は「寒」ですが、蕎麦に少ない成分を多く含んでいます。

ビタミンA、ビタミンB12、カルシウム、鉄そのほかのミネラルなど。

体の抵抗力を高めて、腸の働きをととのえます。

 

ワサビをちょっとずつつけながらのそばがきも良いですが、なんといっても年越しの蕎麦は細くて長いものでなければなりません。

いつまでも長く穏やかな日々を送れますように・・・

 

大事なことをもうひとつ。

冷え性の人や冷えが原因で胃弱になっている人は、冬に頻繁に食べるのは控え、食べるときは温かい蕎麦にしましょう。

繰り返しになりますが、蕎麦は「涼」ですからね。

 

今年もおつきあいいただきまして、ありがとうございました。

幸多き新年でありますように。

 

 
柚子
2017-12-22

 

今日、1222日は二十四節気の冬至です。

冬至の日に、かぼちゃを食べてゆず湯につかるというのは、日本の風習のひとつです。

 

なぜ、かぼちゃを食べるのでしょう。

冬至の日に「ん」のつくものを食べて「運」が良くなるようにと願ったとか。

特に2つの「ん」が入っている、れんこん、にんじん、ぎんなん、そして、なんきん(かぼちゃの別称)が好まれたそうです

 

では、ゆずは?

「邪気」を追い払うために香りの強いゆずをお風呂に浮かべたとか。

お風呂の風習では55日のしょうぶ湯もあります。

こちらも邪気払いです。

どちらも香りのあるものですので、アロマ効果も得られます。

 

ところで、「ゆず湯」には、お風呂だけでなく、飲む「ゆず湯」もあります。

すっきりとした香りと酸味でほっとできる冬の飲み物です。

ゆずの出まわるこの季節に作ってみてください。

 

―ゆず湯―

〈材料〉

ゆず 適量 

はちみつ 適量

湯 適量

〈作り方〉

*まず、ゆずシロップを作ります。

①ゆずは洗ってへたを取り、輪切り方向に半分にする。

②皮をむいて皮を千切りにする。

③房と皮を容器に入れる。

④③にハチミツをひたひたにかぶるくらい入れ、冷蔵庫に入れる。

11回くらい振り、さらさらの液体になったらゆずシロップのできあがり。

*ゆずシロップをカップに入れて湯で割り、好みの濃さにして飲む。

 
アスタキサンチン
2017-12-16

明日、1217日は七十二候の鱖魚群(さけのうおむらがる)です。

産卵のために川へと帰るが、群がって川を遡上する姿はとても迫力があり、北国では冬を代表する光景のひとつです。

 

には必須アミノ酸を含む良質のタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルと多くの栄養素がバランスよく含まれています。

鮭は本来白身魚です。身肉が赤いのはアスタキサンチンによるものです。

アスタキサンチンとは植物性の天然色素で強い抗酸化作用を持つカロテノイドの一種です。

海でが食べるオキアミや藻に含まれており、その栄養素を筋肉に蓄積して優れたエネルギー代謝を得ています。

川の流れに逆らって遡上する運動能力もアスタキサンチンのおかげかもしれませんね。

鮭は産卵前にイクラに赤い色を移すため、イクラにも多く含まれています。

他にも、カニやエビなどの甲殻類、金目鯛の皮などに含まれています。

 

アスタキサンチンは、生きている時はタンパク質と結びついているため赤い色をしていないこともありますが、加熱するとタンパク質と離れて赤色に変わります。

エビを茹でると赤くなるのはそのためです。

赤い色が濃いほどアスタキサンチンが多く含まれています。

 

アスタキサンチンは強い抗酸化作用を持ち、活性酸素を除去して、悪玉コレステロールが酸化するのを防ぐため、動脈硬化を予防します。

他にも高血圧予防、認知症予防、眼精疲労の緩和など、健康維持のためには欠かせない食材です。

脂溶性の物質ですので調理に油を用いるとその油に溶け出して体に吸収されやすくなります。

また、ビタミンCなどの水溶性の抗酸化力が高い栄養素と合わせて摂取すると、抗酸化作用がさらに強まります。

 

金目鯛などは、皮の赤い部分にアスタキサンチンが含まれていますので皮ごと食べるようにしましょう。

 

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