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なんとな~く二十四節気な健康情報あれこれ

 
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重陽の節句
2017-09-09
今日9月9日は、重陽(ちょうよう)の節句です。菊の節句ともいわれます。
 
中国では古来、偶数を陰、奇数を陽としました。
九つの数字の中で、陽の一番大きい数字は9です。
その9が重なる9月9日を重陽と呼びます。
 
中国では、昔から山などの高いところに登り、呉茱萸(ごしゅゆ)を下げ、菊酒を飲んで長寿を祈る行事があります。
また、4月の清明節と並んで、先祖を供養する大切な日ともされています。
日本でも奈良、平安の昔から、菊や長寿にまつわる行事があり、江戸時代には盛んにおこなわれていたようです。
 
とはいえ、この9月9日は旧暦のこと。
新暦では通常10月の中旬、今年は10月28日にあたります。
新暦の9月9日は、真夏日や猛暑日が続いて、残暑厳しい時期ですが、立秋からひと月たって、仲秋の季節に入ります。
熱中症の危険、予防とともに秋の養生も取り入れる難しい気候です。
暑さや水分のとりすぎで弱った脾胃(胃腸)を癒す働きのあるレンコン、ぶどう、栗など、旬のものを上手に取り入れましょう。
同時に体を潤す働きのある白きくらげ、梨、柿なども取り入れましょう。
このブログで8月にご紹介した瓜類もこの時期にあった食物です。
 
秋分まで半月のこの時期は日没がだいぶ早くなっています。
夏から秋への移ろいとともに、遅寝早起きから、早寝早起きへと生活養生にも変化が必要です。
 
苦瓜
2017-08-28
今日、8月28日は七十二候の天地始粛(てんちはじめてさむし)です。
ようやく夏の暑さも落ち着いてくる頃といわれていますが…
まだまだ暑い日が続きます。
 
西瓜、冬瓜に続き今回もウリ科の植物「苦瓜」です。
苦瓜は江戸時代に日本に伝わったといわれ九州や沖縄で栽培されてきました。
沖縄料理のゴーヤチャンプルは有名ですね。
最近では夏の暑さをしのぐため緑のカーテンとして一般家庭でも栽培されるようになりました。
「苦味」で「寒」の性質を持っていますので、余分な水分と熱を取り、夏バテ解消に役立つ、この時期にぴったりの食材といえます。

今回は血を養い、体力増強、老化防止に役立つ「甘味」で「温」の食材、まぐろとのレシピをご紹介します。
 
―苦瓜の胡麻和え― 4人分
〈材料〉
 にがうり  中1本(200g)
 にんじん  3㎝(30g)
 まぐろ(水煮)缶  70g
 ねりごま(白) 小さじ2
  みそ、素精糖 各大さじ1
 [A] 酢  大さじ2
    酒  大さじ1と1/3
    しょうゆ 小さじ1
〈作り方〉
 ① にがうりは縦半分に切って種の部分を取り、2~3㎜の厚さに切る。
 ② 鍋に湯を沸かし、にがうりを入れて色が鮮やかになる程度にゆでる。
 ③ にんじんは千切りにし、さっとゆでる。
 ④ まぐろは缶汁をきり、ほぐしておく。
 ⑤ Aを混ぜる。
 ⑥ にがうり、にんじん、④を⑤であえる。
 お好みで松の実や白ごまなどをトッピングしても美味しいです。
 
夏なのに冬瓜
2017-08-23
今日、8月23日からは24節気の処暑(しょしょ)です。
立秋も過ぎて暑さの峠も越え朝夕は涼しい風が吹き渡るころといわれますが、今年は暑さが戻って久しぶりの猛暑日。
まだまだ暑さが続き夏バテを起こしやすい時期でもあります。
長い夏の暑さで食欲が落ち、ちょっとした気温の変動で体調も崩れやすくなっていることと思います。
こんな時に良い夏野菜『冬瓜 トウガン』のお話です。
 
冬瓜は、ウリ科のつる性一年草で果実を食用にする夏野菜です。
原産地はインド、東南アジアですが、平安時代の「本草和名」という書物に記されており、この頃にはすでに渡来し、栽培されていたようです。
冬瓜は6~9月に収穫され、実は大きいものでは10㎏ぐらいにもなるものもあります。
実が完熟した後に皮が硬くなって保存に適するようになり、じょうずに保存すると冬までもつことから、『冬瓜 トウガン』と呼ばれました。
 
冬瓜は9割以上が水分で、100gあたり16キロカロリーと低カロリーのため、ダイエットに最適ともいえます。
また、カリウムを多く含んでいるのでナトリウム(塩分)の排泄を促して、むくみ予防などにおすすめです。
そのほかビタミン、食物繊維も豊富に含んでいます。
中国の民間療法では、冬瓜は熱中症、腎臓病、咳、気管支炎、喘息などにも使用されています。
薬膳では冬瓜の五味は「甘」、性質は「涼」でからだの中の余分な熱を取り除くため、暑い夏には適した野菜になります。
また、のぼせ症や膀胱炎の人役立つ野菜になります。
ただし、身体を冷やす作用がありますので冷え性の人、妊娠している人は食べ過ぎに気をつけましょう。
また、下痢や頻尿の人も食べ過ぎないようにしましょう。
 
冬瓜は、外側の硬い皮と中のワタを除いて、実の部分を煮物やスープに使うのがおなじみの食べ方です。ほかの食べ方としては、漬物、酢の物、和え物、あんかけ、砂糖と一緒に煮たお茶、砂糖漬けなどいろいろと応用できます。
 
夏はやっぱりスイカ
2017-08-07
今日、8月7日は二十四節気の立秋です。
夏至と秋分のちょうど中間にあたり、旧暦では秋となります。
この日から「暑中見舞い」は「残暑見舞い」に変わります。
暦のうえでは秋とはいえ気象的には真夏ですが、日もしだいに短くなります。
朝夕の風に秋を感じる地域もあるかもしれません。
 
この時期の代表的な果物といえばスイカです。
スイカは、この季節が私たちにくれた贈り物といえる果物です。
 
スイカは9割以上は水分です。
スイカの水分はほてった体を冷やし、熱中症予防にもなります。
 
栄養も豊富で、ビタミンA(βカロテン)、B1、B2、ナイアシン、Cなどのビタミン類、カルシウム、リン、鉄、カリウム、マグネシウムなどのミネラル類、その他アミノ酸や酵素などさまざまな成分を含んでおり、まさに天然の栄養ドリンクといえます。
 
中でも、アミノ酸の一種であるシトルリンは利尿作用があり、むくみを取る効果があります。
また血流の改善や血管を若返らせる効果もあります。
 
ミネラル成分のカリウムはナトリウムの排泄を促し、血圧を下げる効果があります。
また夏バテによる疲労回復効果もあります。
 
その他、天然色素のリコピンはトマトより含有量が多く、βカロテンも緑黄色野菜より含有量が上回るといわれています。
どちらも活性酸素を除去してくれる成分なので、紫外線でダメージを受けた肌の細胞を若返らせ、美肌効果も期待されます。
また呼吸器系や粘膜を守る働きもあり、夏の風邪対策としてもよいでしょう。
 
―スイカと合わせて効果アップ―
・美肌効果(シミ・しわ予防)⇒ レモン・トマト
・むくみ解消 ⇒ きゅうり・セロリ・枝豆・小豆
・夏バテ予防 ⇒ メロン・ミント・ココナッツ
 
土用の候
2017-07-28
今日、7月28日は七十二候の土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)です。

ここ横浜でミンミンゼミやアブラゼミに交じってクマゼミの声をちらほら聞くようになってから何年たつでしょうか。
関西では網戸に何匹もついてシャーシャーと大音量を奏でるクマゼミの存在が当たり前ですが、もともと関東にはいない蝉だったようですね。
これも温暖化の影響でしょうか。
梅雨が明けてもカラッとしない本州以南の夏。以前より暑い日が増えたといわれる北海道の夏。
朝夕は涼しい高原の夏。住む場所により暑さはそれぞれでしょうが、この夏をどのように乗り切りましょうか。
 
遅寝早起きが夏の養生法ですがこれはおひさまが出ている時間が長い時期だからです。
夜更かしや夜遊びを推奨しているものではありませんのでご注意くださいね。
 
 ・暑いですが睡眠時間をしっかり取る。
 ・冷たいのみものや食べ物はさけ、温かいものを摂る。
 ・旅行や外出で心を十分に開放する。
 ・脱水予防に水分とミネラルをしっかりとる。
 
中国では夏の遠足に「お母さんに何本もキュウリを持たされた」そうです。
冷えてないキュウリで、水分補給とむくみ予防と・・・
生活の素晴らしい知恵ですね。
 
養生していても体調を崩しそうになった時のために、夏に便利な漢方薬をご紹介します。
常備しておくと便利なものに
 ・脱水予防や暑さからくる疲れには以前から何度かご紹介している・・・生脈宝
     (しょうみゃくほう)。
 ・蒸し暑さに弱い方には・・・清暑益気湯(せいしょえっきとう)
 ・お腹の風邪や、冷たいものを食べすぎたりエアコンの中で冷えすぎてお腹が緩
     くなったりしたら・・・藿香正気散(かっこうしょうきさん)。
など、比較的使いやすいものがあります。
 
このほかにも夏におこりやすいトラブルに、むくみやすくなる、元気が出なくなる、あせもや日焼けなど、さまざまな問題があります。
悪化させないうちにご相談ください。
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