今日、7月28日は七十二候の土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)です。
ここ横浜でミンミンゼミやアブラゼミに交じってクマゼミの声をちらほら聞くようになってから何年たつでしょうか。
関西では網戸に何匹もついてシャーシャーと大音量を奏でるクマゼミの存在が当たり前ですが、もともと関東にはいない蝉だったようですね。
これも温暖化の影響でしょうか。
梅雨が明けてもカラッとしない本州以南の夏。以前より暑い日が増えたといわれる北海道の夏。
朝夕は涼しい高原の夏。住む場所により暑さはそれぞれでしょうが、この夏をどのように乗り切りましょうか。
遅寝早起きが夏の養生法ですがこれはおひさまが出ている時間が長い時期だからです。
夜更かしや夜遊びを推奨しているものではありませんのでご注意くださいね。
・暑いですが睡眠時間をしっかり取る。
・冷たいのみものや食べ物はさけ、温かいものを摂る。
・旅行や外出で心を十分に開放する。
・脱水予防に水分とミネラルをしっかりとる。
中国では夏の遠足に「お母さんに何本もキュウリを持たされた」そうです。
冷えてないキュウリで、水分補給とむくみ予防と・・・
生活の素晴らしい知恵ですね。
養生していても体調を崩しそうになった時のために、夏に便利な漢方薬をご紹介します。
常備しておくと便利なものに
・脱水予防や暑さからくる疲れには以前から何度かご紹介している・・・生脈宝
(しょうみゃくほう)。
・蒸し暑さに弱い方には・・・清暑益気湯(せいしょえっきとう)
・お腹の風邪や、冷たいものを食べすぎたりエアコンの中で冷えすぎてお腹が緩
くなったりしたら・・・藿香正気散(かっこうしょうきさん)。
など、比較的使いやすいものがあります。
このほかにも夏におこりやすいトラブルに、むくみやすくなる、元気が出なくなる、あせもや日焼けなど、さまざまな問題があります。
悪化させないうちにご相談ください。