昨日、5月5日は立夏でした。
それに先立つ5月2日は立春から数えて88日目。
まさに「夏も近づく八十八夜♪」というわけです。
暦の上では夏ですが、実際の気候は湿度も低く、清々しい、一年の中でも過ごしやすい気持ちのいい時期です。
新緑もまぶしく、生物がいきいきと活動します。
体内の陽気(エネルギー)も活発になるので、程よく発散させるように心がけます。
解放させないと、秋になって体調を崩します。
こころを開放して楽しい気持ちで過ごしましょう。
興味や好奇心を持って行動することも大切です。
夏の生活養生は、遅寝早起き。
といっても、夜更かしのおすすめではありません。
夜は10時~11時には就寝します。
お日さまとともに一日を過ごします。
食材では、レタス、トマト、豆腐、小豆など、からだの中のこもった熱を冷ましてくれる食材をとります。
5月5日は、端午の節句でもあります。
日本では、各地で軒に菖蒲やヨモギをさして、魔よけとした風習もありました。
奈良・平安時代には、薬草狩りの行事や薬玉を贈る風習があったことがわかっています。
菖蒲もヨモギ(艾葉)も漢方薬にあります。
お灸のもぐさはヨモギの葉から作られています。
これらの行事は旧暦の5月5日ですから、今年は5月30日にあたります。
新暦に比べて、梅雨に近い時期ですね。