11月17日からは七十二候の金盞香(きんせんかさく)です。
ここでいう金盞は、オレンジや黄色の花を咲かせる金盞花(カレンデュラ)だという説と水仙のことという説があります。
横浜では一般的に金盞花は春から夏にかけてよく見かけます。
日本水仙は12月半ばころから咲き初めお正月の花として生けることが多い花です。
真相はどちらでしょう?
今朝は、日本各地でこの冬一番の寒さとなっているとのこと。
東北地方では、あちらこちらで初雪があり、関東以西でも各地で紅葉の真っ盛りの様子が届いています。
秋も深まったこの時期に、秋らしく栗の入った炊き込みご飯をご紹介しましょう。
ここで使う栗や松の実、黒ごまには補腎作用(※1)が、なつめには養営安神作用(※2)が、そして枸杞の実には明目作用(※3)が、蓮の実には安神作用(※4)があります。
―秋の彩りご飯―
〈材料〉
米 2合
昆布 5センチ
鶏もも肉 100g(約2㎝角に切る)
Ⓐ 酒 大さじ2
塩 小さじ3/4~小さじ1
蓮の実 15粒(一晩水につけて置いたもの)
にんじん 30g(いちょう切り)
油揚げ 20g(細切り)
紅なつめ 5個(二等分して種を取り除く)
松の実 約30粒
天津甘栗 10個(殻をむいて大きければ半分に割る)
枸杞の実 約30粒
黒ごま 適宜
〈作り方〉
①米は研いで普段通りの水加減で30分から1時間置く。
②①から大さじ2の水を取り除き、昆布を入れる。
③まず、ハスの実を米の上に置く。
④その上に人参、油揚げとともに直前にⒶを揉みこんだ鶏を汁ごと入れ、
栗の1/3、なつめも入れて炊き込みご飯のモードで炊く。
⑤炊き上がったら残りの栗を乗せて蒸らす。
⑥できあがったら枸杞の実を入れて混ぜ、盛り付けてから黒ゴマを振る。
蓮の実の代わりに銀杏を入れても色がきれいです。
あんず薬局では薬膳材料を取り扱っています。ご利用ください。
※1 補腎作用とは発育不全、老化や慢性疾患などによる消耗を和らげ補う働きのことをいいます。
※2 養営安神作用とは心に栄養を与え、気持ちを落ち着かせ、不眠や不安感などの症状を改善することをいいます。
※3 明目作用とは目の見にくさを改善することをいいます。
※4 安神作用は高ぶった気持ちを落ち着かせ、不眠や不安感などを改善することをいいます。