昨日4月15日からは、七十二候の「虹始見」(にじはじめてあらわる)です。
ちょうど1年前のブログでも、虹にちなんで目に見えない紫外線のお話しをしました。
昨年は肌に優しい紫外線対策ケアについてでしたが、今回は肌の光老化(ひかりろうか)についてです。
光老化とは、紫外線を浴びることによって引き起こされる肌の老化現象(シワやたるみ)のことです。
地上に届く紫外線には2種類(UVAとUVB)あり、光老化をおこすのは主にUVA波です。
UVA波は肌の奥深く真皮層まで届いて、皮膚の弾力と水分を保つコラーゲンを破壊します。
シワやたるみの原因の7割が紫外線とわれ、残り3割は加齢によるホルモンの減少です。
(ちなみに、シミの元メラニンをつくるのはUVB波の方です。)
4月の紫外線は9月と同じくらい降り注ぎます。光老化を予防しましょう。
あんず薬局では、パステルファンデーション、ルースパウダー、O2オイルなどをおすすめしています。
日焼けを完全に防止するものではありませんが、肌に負担をかけずに肌本来の働きを維持し、紫外線を反射し、自然なターンオーバーを促します。
日常生活では、日傘をさす、帽子をかぶる、サングラスやコンタクトレンズはUVカットのあるものを使う、長袖やズボンで肌を隠すなどの対策が必要です。
光老化を防ぐ食べ物には、肌の真皮層へ栄養を届けるものを摂りましょう。
ビタミンA(肌の粘膜を保護する)緑黄色野菜、うなぎ、鶏レバー、卵など
ビタミンE(抗酸化作用、肌の代謝アップ)ナッツ類、アボカドなど
ビタミンC(コラーゲンの生成を促す)野菜や果物など
コラーゲン(真皮層にハリを与える)鶏手羽、うなぎ、カレイの煮こごり、豚足、フカヒレ、魚の皮や骨など
イソフラボン(女性ホルモンの働きを促す)大豆製品など
がおすすめです。
市販の日焼け止めを使う場合は、UVAをカットするPAの効果のあるものを選びましょう。
+の数で効果の高さを表します。日常生活はPA++、長時間の外出はPA+++以上が目安です。