7月2日からは七十二候の半夏生(はんげしょう)です。
漢方薬では大切な生薬の一つ、カラスビシャク科の半夏が生える頃だから、とかドクダミ科の半夏生の生える頃だからとか諸説あるようです。
漢方薬局としては半夏に一票入れなければならないですが、梅雨のただ中に、先端の1、2枚がきれいな白になり爽やかな気分にしてくれる半夏生に一票入れたくなります。
話変わって、梅雨が終わると、夏!
ここ横浜では、三日前の6月29日に梅雨が明けたもようと発表がありました。
例年より22日早く、6月中は統計開始以来初のようです。
夏のにおい・・
と、いわれて何を想像しますか?
海のにおい、線香花火のにおい、どこからかほのかに香るミントの香り。
連想するものは様々ですが・・・
茹でたトウモロコシや屋台のしょうゆの焦げたトウモロコシのにおい!
もありますね。
トウモロコシの、太陽の日を浴びてぐんぐん伸びる姿は、自然の恵みを感じさせてくれます。
そして、スイカと並んで夏の代表的なおやつです。
トウモロコシの実やひげにはむくみを取りおしっこの出を良くしてくれる働きがあります。
湿度の高い日本の夏はむくみやすい方が多いので、良いおやつといえます。
食物繊維も多いので、便秘の解消にもなります。
(人によっては、おなかが緩くなることがありますので食べ過ぎに注意しましょう。)
とうもろこしのひげ入りご飯
〈材料〉4人分
・米2合
・とうもろこし1本
・とうもろこしのひげ(白く柔らかい部分)
・トウモロコシの芯
・酒
・水
〈作り方〉
①米は洗い、30分水にひたしておく。
②とうもろこしは皮をむき、包丁などで実をはずしておく。
ひげは3ミリほどに刻む。
③炊飯器に米を入れ、酒大匙1を入れてから目盛りどおりに水加減をして、とうもろこしのひげ、実、塩小さじ3/4~1、
芯を入れて炊く。
④炊きあがったら、芯を取り除く
ひげを良く洗ってお日様に干したものは玉米鬚(ぎょくべいじゅ)とか、南蛮毛(なんばんげ)ともいいます。
お茶にしても楽しめます。