来週は、お盆の週です。
旧暦では7月15日がお盆でした。
太陽暦の現在は、8月15日を旧暦のお盆として行う地域が多いようです。
お盆には、ご先祖様をお迎えしたり、お送りしたりするために、キュウリの馬やナスの牛を作って飾ります。
そして、ほおずきも飾られます。
早くお迎えしたい気持ちのキュウリの馬や、なごりおしくゆっくりお送りするナスの牛のいわれは知っていても、ほおずきはなんのためなのでしょうか。
提灯としてご先祖様が帰ってくる道しるべであったり、ほおずきの中は空洞なのでお盆のご帰宅中、ご先祖様がそこに身を宿すなど、地域によっていわれはいろいろあるようです。
そして、その明るい橙色がお飾りに花を添えるという意味合いもあったようです。
その、ほおずき。
ナス科の植物で、観賞用、食用があります。
観賞用は漢方薬としても用いられ、東アジア原産の多年草です。
全草を使ったものを「酸漿(さんしょう)」、根を使ったものを、「酸漿根」と呼びます。
酸っぱい味からきている呼び名です。
解熱、利尿、せき止めなどに使われますが、子宮収縮作用があるので、妊婦さんには禁忌です。
漢字では他に、「鬼灯」とも記します。
食用は中南米が原産で甘酸っぱく、特に加熱すると甘いトマトのようなのだとか。
ヨーロッパでは古くから栽培されていて、最近はおいしいだけでなく、栄養価も高く健康と美容に効果のある食べ物として脚光を浴びているそうです。
まだ、食べたことがなくて残念です。