涼しさが寒さに変わるころ、温かいものが美味しくなりますね。
そして、乾燥も気になる・・・
こんな季節、お夕飯の一品に蒸し物などがあると幸せを感じます。
茶わん蒸し、土瓶蒸し、蕪蒸し・・・
身近なところで茶わん蒸し。
やさしいたまご色の中にシイタケ、エビ、鶏、貝柱、かまぼこ、ゆり根、銀杏、三つ葉などが入っていると、とても贅沢な気分になります。
抜けるような青空と黄色く色づいたいちょう並木。
というと絵に描いたような秋!ですね。
ところが銀杏は、葉がまだ緑の頃の台風の後などにもたくさん落ち、銀杏拾いができます。といっても、素手で触るのは禁物。
かぶれてしまいます。
独特の匂いと闘いながら、外の果肉を腐らせたり、洗い流して乾かせば、殻にくるまれた銀杏が取れます。
この銀杏、漢方薬としても使われます。
さらさらとした痰の多い咳の咳止めや頻尿に有効です。
ただし、銀杏は毒があるので、たくさん食べるのは禁物です。
食べ過ぎると嘔吐や下痢、呼吸困難、けいれんなどを起こすことがあります。
年齢の数まで・・・という説もありますが、体調が悪いときなどは大人でも5、6粒で調子が悪くなることがあります。
特に子どもは少量で中毒を起こすことがありますので、注意が必要です。
民間療法では、昔から子供のおねしょに使われることがあります。
子どものおねしょ対策としては、まずは安全な方法として、寝る前にお餅を食べる、山芋のスープを飲むなどから試してみましょう。
ほどほどを守って、秋の実りをふんだんに使って豊かな食生活を楽しみましょう。