空気が乾き、雲のない冬の青空が見られる日が多くなります。
真っ青な空を背景に、黄色く輝くレモンがたわわに実る木。
そう聞くと、どこの土地を連想されるでしょうか?
アメリカのカリフォルニア、イタリアのシチリア、スペインやモロッコ。
どこもレモンの名産地です。
近年では、その風景が国内でも見られます。
十数年前までは、一般のスーパーで買えるレモンといえば輸入品しか見当たりませんでしたが、「瀬戸内レモン」「広島レモン」などの国産品が名実ともに広がってきています。
レモンの木は太陽の光が大好きで、長雨や湿気を嫌います。
その条件にあった地中海性気候に近い広島、愛媛、和歌山などで育ちやすく、この3県で国内シェアの50パーセ ント以上を占めています。
神奈川県でも真鶴、大磯、小田原、横須賀などの雪の降らない海沿いの地域で、十数年前からレモン栽培にチャレ ンジし、成功している農園があります。
レモン狩り体験ができる果樹園もあるようです。
楽しみながら新鮮なレモンを手にすることができますよ。
レモンは果汁だけでなく皮にも栄養や香りの成分がたくさん含まれています。
海外からくるレモンは、防カビ剤の入ったワックスでコーティングされています。
安全な国産レモンを使い、料理やデザートにして皮まで楽しみたいですね。
次回はレモネードについてのお話をご紹介します。