今日1月15日は小正月です。旧暦では15日は満月なので、新年で初めての満月を祝う日でした。
小正月は松の内まで働いた女性たちを労うために、小豆粥を食べる風習があります。
昨日14日は、成人の日でした。
西暦2000年からは、1月の第二月曜日が成人の日になりました。
それまでは1月15日が成人の日でした。
昨日の祝日には、美しい着物を着た二十歳の方を目にした方もいらっしゃったでしょう。
今日15日は、半襟の日でもあります。京都半衿風呂敷和装卸協同組合が制定。
15日が成人の日であった頃の名残で、和装に縁のあるこの日を、半襟の日としたそうです。
半襟はもともと半衿とも書きます。
着物の下に着る長襦袢(ながじゅばん)に付ける衿の事です。
半衿には、首の汚れや皮脂、汗が直接着物に付かないように、半衿を外して、洗い替えができるようにする役割があります。
現代では、着物は冠婚葬祭や特別な時に着ることが多いので、半衿はおしゃれや個性を表すポイントとみる方が大きいでしょう。
改まった席では白い半衿を用いますが、若いお嬢さんの振袖姿には、豪華な刺繍を施したものがあるなど、自由に選べるのも魅力です。
着物を着る機会は限られてしまいましたが、日本の和装文化がこれからも継承されるよう、守って行きたいものですね。