今日は立春です。
日がのびて春の訪れを実感します。
しかも、ここ横浜では予想気温が19度!
立春としては一番の暖かさとなりそうです。
そして、バレンタインデーも間近。
日本中にチョコレートがあふれています。
甘くて、とろ~っと溶けるえもいわれぬ味わいは、チョコレート好きにとってはやみつきになってしまうこと請け合いです。
チョコレートの原料はカカオ。
カカオの学名はテオブロマといいますが、これは「神様の食べもの」という意味です。
このカカオは紀元前2000年ぐらいから、メキシコを中心とするメソアメリカで栽培されていたといわれています。
古代マヤ・アステカではカカオの実をすりつぶして、トウガラシやトウモロコシなどを混ぜたからい飲み物に、薬に、貨幣がわりに、さまざまな儀式に、と使っていたそうです。
今はスイーツの代表格としての甘くておいしいチョコレートが、薬としてどのように使われていたのでしょうか。
カカオ産地である中米では古代から薬効のある植物の筆頭として、歯痛、喉の炎症や咳、赤痢や血便、胃弱や食欲不振、解熱、強壮、毒消し、催乳・・・など、カカオを単独で使ったり、色々な薬草を混合させたりして広く用いられたそうです。
最近では、カカオの成分や薬効が科学的に研究されて、あらためて健康効果が注目されてきています。
来週は現在のチョコレートの効能をお話しします。