3月20日、春のお彼岸・・・春分の日になると、日に日に明るい時間が長くなり、気持ちも明るくなります。
春は、万物が生まれいずる季節です。
この「生」に相応しくない態度で春を過ごすと夏になって「寒変(かんぺん)」を病みます。
春の養生はどうしたら良いのでしょうか。
〈四季の養生、春編〉
黄帝:センセェ。
去年の春、自然の中の春のようすと反対のこ
とをすると五臓の「肝(かん)」を損なう、
言うたはりましたねぇ。
岐伯先生:チンプンカンプンやって、言うてたとこ
ろやな。
五臓の「肝」というのは、全身の気の巡
りを調節してる。
春は、草や木がのびのびと生長する。
「肝」も、気持ちよく、のびのびとして
ることが好きやから、ストレスを受けて
のびのびせえへんと、イライラしたり、
怒りっぽかったり、反対に憂鬱やった
り、ため息が多くなったりする。
黄帝:肝は繊細なんやなぁ。
のびのびと過ごしますわ。
センセェ。
前ぶりに出てた「寒変」ってなんですか。
岐伯先生:ええ質問やな。
21世紀になると何のことかようわからん
ようになってしもうてる。
夏でも寒がる、夏にお腹が冷えて下痢を
する病気、というあたりにしておくわ。
21世紀にはエアコンもあるし、冷たい食
べ物や飲み物もぎょうさんあるし。
気ぃつけんとあかんね。
さて、2016年の夏至から始まった当ブログも足かけ5年。
二十四節気で、ある年は七十二候でとつないできました。
4月からは、ちょっとスローペースで今まで通りのあんずさんの語る季節に応じた、「あんずさんのなんとな~く二十四節気な健康情報あれこれ」をお届しつつ、同じページで「なんとな~く+(プラス)」をときどきに応じて発信していきます。
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これからもどうぞよろしくお願いいたします。