10月8日は二十四節気の寒露。そして七十二候の鴻雁来(こうがんきたる)です。
いよいよ空気が乾燥する季節です。
夏の暑さで潤いを無くした身体のままでいると、お肌に良くないだけでなく、空咳の原因になります。
梨、特に晩秋に出回る赤梨は身体を潤す働きがあります。
梨をそのまま食べるのが一番ですが、たまにはこれも潤す働きのある銀耳(白きくらげ)と一緒に煮てコンポートを作ってみませんか。
銀耳はさっと煮るとシャキシャキで(お味噌汁の具にはさっと洗うだけで戻さずに使えます)良く煮るとトロットロになります。食感を楽しんでみてくださいね。
―梨と銀耳のコンポート―(4人分)
〈材料〉梨 1個
銀耳 15グラム
はちみつ 大匙3~(お好みで)
レモン汁 少々
〈作り方〉
①銀耳は20~30分水につけて戻す。
②鍋に皮をむいて一口大にカットした梨と①をひたひたの水に入れて火にかけ、
煮立ったら弱火にしてトロトロになるまで煮る。途中で水分が足りなくなった
ら足す。
③火を止めて、はちみつとレモン汁を入れる。
④味がしみ込むように冷めるまで待っていただきます。
あんず薬局には梨を煮詰め、生姜とはちみつを合わせた養肺膏(ようはいこう)があります。