今日(10月13日)は栗名月です。
中秋の名月、十五夜(旧暦8月15日)は有名ですが、実は、古来もう一つその翌月にも名月がありました。
それが十三夜(旧暦9月13日)です。
十五夜は中国から伝来したものですが、この十三夜は日本独特の風習で、この時期に収穫する栗や豆をお供えしたことから「栗名月」「豆名月」とも呼ばれていたそうです。
今日はその栗についてお話しします。
栗はとても栄養価の高い食材です。疲労回復効果のあるビタミンB1、老化防止効果のあるビタミンB2を含み、皮膚のしわやシミに働きかけるビタミンCも多く含まれています。
しかも、熱に弱いとされているビタミンCを、主成分であるでんぷん質が保護するため、加熱をしても壊れにくいのが特長です。
特に注目したいのは皮の部分です。
栗の渋皮には、タンニンというポリフェノールの一種が含まれています。
老化を引き起こす活性酸素を除去し、皮膚の保護作用もあるため、食事でとれるエイジングケアとしてもお勧めです。
カロリーは比較的高いので食べ過ぎないように注意して上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。