1月20日は時節では大寒。
1年で一番寒さが厳しい頃です。
月が替わると節分、立春と暦の上では春を迎えますが、冬本番の寒さの中では春の訪れはずいぶん先に感じます。
二十四節気では立春(2月4日頃)の日から立夏(5月6日頃)の前日までの90日間が春季にあたります。
他の季節と同じく、30日ずつ、早春、仲春、晩春と3つの期間にわけて考えます。
春季は、冬のあいだたくわえていた気(エネルギー)を使って、新しい命が生き生きと躍動する季節です。
木々は新しい芽を出し、枝をグングンのばしていきます。
しかし春の気候は不安定で寒暖差が激しいため、食事では食材の持つ温性、冷性を上手に使い、気をスムーズに発散するための辛味食材も取り入れて、春特有ののびやかさを抑えないようにしましょう。
また、春に感じるだるさは、冬の不摂生によるからだのエネルギー不足の影響です。
温かく甘くさっぱりしたもので胃腸を整え、暴飲暴食を避け、腹七分目か八分目にして食べ過ぎないようにしましょう。
さらに、野菜や水分をたっぷりとり、からだに熱がこもらないよう心がけるとよいでしょう。
冬の寒さが残る早春は、寒さを克服する温性のネギ、ニンニク、ニラ、生姜、羊肉、鶏肉をとりましょう。
気をめぐらせる香りのある春菊、柑橘類などや、気を補う牛肉、豚肉、牛乳、豆乳などもしっかりとりましょう。
「あんずさんのなんとな~く二十四節気な健康情報あれこれ」では、今年もさまざまな健康などの情報をお届けしていきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。