今日、3月30日は、雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)です。
七十二候では、風が暖かく感じられるころになると、春の雷が遠くの空で鳴り始める候とあります。
東京に続いて、ここ横浜も桜の開花宣言がありましたが、今年はまだまだ風が冷たく感じられます。
春の雷は、ほとんどが寒冷前線の通過などによっておこるものです。
この時期には、雹(ひょう)が降って作物に被害があったり、降雪もみられたりするなど、なかなか定まらないお天気が浅き春を感じさせます。
自然環境の変化とともに、私たちの生活も環境が最も大きく変わる時期ですね。
学校や職場が変わり、また、それに伴う引っ越しが多いシーズンでもあります。
友人が、10年ほど前に家族の転勤で引っ越しをしました。
まもなく体調をくずし、原因不明のめまいに悩まされました。
生活に支障はないものの、家のなかでも外でも壁づたいに歩かなければならない状態が1ヵ月ほど続いたそうです。
MRI検査までしましたが異常はみられなかったため、深呼吸で大きく息を吐く、整体に通うなどして気持ちの安定を心がけ、そのうちによくなってきたとのこと。
住環境の変化におけるストレスからくる症状だったのかもしれません。
そのような時に、自分で出来る「環境の変化に負けないためのツボ」をご紹介します。
◆百会(ひゃくえ)
頭部の血行を促します。「百(多くの経絡)」が「会(出会う)」ところ、という名の通り全身の健康にも深く関わる万能ツボです。
ツボの場所に指の腹をあてて、真下に向かって押します。
このツボ押しは頭部の血行を促すだけでなく、朝のだるさを取り除く、胃腸の動きを活発にする、過緊張をゆるめる、不眠を解消するなどの症状改善に役立ちます。
◆天柱(てんちゅう)・風池(ふうち)
自律神経のバランスを整えます。
頭皮の血のめぐりが悪いと気分が落ち込みやすくなるため、これらのツボのあたりをブラッシングするのもおすすめです。
髪の生え際には、スッキリ効果の高いツボが多くあります。心地よい痛さを感じる程度の強さで頭皮を刺激しましょう。