今日、4月20日からは『穀雨(こくう)』になります。
立春で始まった二十四節気の春も穀雨で終わります。
穀雨は穀物の成長を助ける雨のことで、春雨で潤った田畑は種まきの好期を迎えます。
この時期の雨は草木をうるおし、命を育む雨で「甘雨」ともいわれています。
穀雨の終わりごろで立夏直前になると八十八夜があります。
春になると桜が咲き、草木が芽生え始め、陽気が高まります。
自然の一員である私たちのからだも体内をめぐるエネルギーが高まってきて、からだに熱がこもりやすくなります。
その熱によって、オーバーヒートしないためにも、午前中の散歩やストレッチなどの運動でからだの開放感を味わいましょう。
開放感を味わう簡単な方法を二つ、ご紹介します。
朝起きたときに、大げさにあくびをしながら、からだを伸ばすのもストレッチがわりになります。
また蒸気機関車が罐の蒸気を逃がすように、心を穏やかにしながら鼻から息を吸い、口からはき出すときに「シュー」と低い声を出すのも春の運動養生になります。