疲労には、「肉体疲労」と「精神疲労」があります。
肉体疲労は基本的にしっかり食べてしっかり眠ると解消されますが、精神疲労は、「からだ」と「こころ」の両方を正しく休める必要があります。今回は、「こころ」の休養について書いてみました。
仕事、学校、家庭などさまざまな場面でストレスを感じることがあると思いますが、ストレスは必ずしも悪いことばかりではなく向上心や技能アップにもつながります。しかし、長期的に強いストレスを受けると、それに抵抗しようとして身体が無理をします(抵抗期)。その状態が長く続くと心とからだが抵抗することに疲れ、心身の機能が衰えて病気になりやすくなります(疲憊期(ひはいき))。
上手にストレスとの距離がとれるよう自分に合った解消法をみつけて、心身をいたわりましょう。
心の休息は「楽しい!」「うれしい!」「気持ちいい!」と感じると得ることができます。
なかなか自分でどうしようもない時は、リラックスやうつを改善できる漢方薬や、普段の生活養生を漢方に詳しい薬剤師にご相談ください。