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なんとな~く二十四節気な健康情報あれこれ

 
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しらす~あんずちゃんのおいしいキッチン漢方より
2023-05-15
今年度のあんずさんのブログは、あんずさんが幼少のころ、あんずちゃんと呼ばれていたころのお話です。
あんずちゃんの母方の祖母、おたまばあちゃんは、なんでも手作りしてしまう魔法使いのようなおばあちゃんです。
薬膳の知識も豊富で、いろいろなことを教えてくれます。
でも、小さいあんずちゃんにとっては,、お手伝いして食べることが一番です!
さて、今月は?
 
 あんずちゃん
このお魚はちっちゃくて、すきとおってきれいだね
 
  おたまばあちゃん
生しらすだね
今の時季の食べ物だよ
         
あんずちゃん:
ぬるぬるしていて、ちょっとカ・ラ・イ・・・
 
 
おたまばあちゃん:
生しらすは苦味があるのがいいんだけれどね
あんずちゃんには、しらす干しの方が食べやすいね
 
あんずちゃん:
これ、おいしい!
しらすって、ちっちゃいお魚なの?お魚の赤ちゃんなの?
 
おたまばあちゃん:
しらすはイワシの稚魚だから赤ちゃんだね
イワシは温める性質をもっている
薬膳では補気建碑(ほきけんぴ)といって食べ物の消化吸収を良くして元気にしてくれるよ
丸ごと食べられるからカルシウムもたっぷりだね
ご飯と食べるのもおいしいけれど、ピザにしてみようか?
 
あんずちゃん:
ピザできるの!?
作る~
 
おたまばあちゃん:
チーズも使うからカルシウムもいっぱいで育ち盛りのあんずちゃんにぴったりだね
 
【しらすピザ】
〈材料〉
・ピザの台(食パンでも良い)
・しらす干し
・ミックスチーズ、シュレッドチーズ、モッツァレラチーズなど、とけるタイプのチーズ
・オリーブオイル
・好みで(コショウ、ミックスハーブ、のり)
 
〈作り方〉
① アルミホイルにピザの台をのせて、さっとオリーブオイルを回し、のばす。
② しらすを全体に好みの量のせて、チーズも好みの量のせる。
③ 好みでコショウ、ミックスハーブをかける。
④ オーブントースターでチーズがとけるくらいに焼く。
⑤ 好みで千切りののり、もみのりを散らす。
⑥ 適当な大きさに切りわける。
 
〈2022年4月生活クラブ神奈川Instagramに投稿〉
 
 ⁂  ⁂  ⁂
 
食パンにスプーン1~2杯のしらすをちりばめて、その上にスライスチーズをかぶせて焼くだけのお手軽なトーストが我が家の朝の定番です。
鎌倉が舞台の映画「海街diary」の喫茶山猫亭のしらすと千切りのりのシンプルなしらすトーストも美味しそうでしたよね。
 
 
牛乳で生キャラメル作り~あんずちゃんのおいしいキッチン漢方より
2023-04-15
今年度のあんずさんのブログは、あんずさんが幼少のころ、あんずちゃんと呼ばれていたころのお話です。
あんずちゃんの母方の祖母、おたまばあちゃんは、なんでも手作りしてしまう魔法使いのようなおばあちゃんです。
薬膳の知識も豊富で、いろいろなことを教えてくれます。
でも、小さいあんずちゃんにとっては,、お手伝いして食べることが一番です!
 
 あんずちゃん
これおいしいね
 
  おたまばあちゃん
おや、キャラメルだね   
キャラメルは牛乳とお砂糖とバターで作られている
ハチミツも入れるとおいしくなるよ
         
あんずちゃん:
へぇ~
 
おたまばあちゃん:
牛乳は子牛が成長するために必要な栄養がたっぷり入っている
薬膳でも補腎(ほじん)といって
成長に役立つ食材として使われる
学校の給食でも毎日でているね
 
あんずちゃん:
牛乳でキャラメル作れるの?
 
おたまばあちゃん:
ゆっくり、丁寧に、あきずにお鍋の牛乳を 混ぜていられればできるよ
できるかな?
         
あんずちゃん:
大丈夫!
作る~
 
【生キャラメル】
〈材料〉
・牛乳   200ml
・素精糖  100g
・バター  大さじ2
・ハチミツ 大さじ1
 
〈作り方〉
①クッキングシートで、10cm角で高さ2~3cmくらいの型を作る。バットに置くと扱いやすい。
②大きめの鍋か、中~大きめのフライパンに材料すべてを入れて混ぜながら弱めの火にかけ、終始小さな泡が出てくる火加減にする。
③鍋に焦げ付かないようにたえずヘラで混ぜ、ヘラでなべ底に一の字を書くように滑らせて、直径分を書けるくらいになるまで煮詰める。(20~30分くらい)
④冷水を入れたボールに③を1滴落として固まるようであれば①で作った型に流し入れる。散ってしまったらさらに煮つめて、再度冷水に落として確認する。
⑤あら熱が取れて冷めたら、冷凍庫に入れて20分冷やす。
⑥一口大に切って1つずつクッキングペーパー、ラップなどで包む。
冷蔵庫で保管して3日くらいで食べきる。
 
〈2022年2月生活クラブ神奈川Instagramに投稿〉
 
 ⁂  ⁂  ⁂
 
あんず薬局のスタッフが、ある日・・・
牛乳の消費促進の呼びかけを見て、思い出しました。
 
牛乳嫌いの私のために、母はよくプリンを作ってくれました。
平鍋に少しお湯を張って蒸す、茶碗蒸しのように作る昔ながらのプリンです。
そのお味、意外と評判がよく、母は自身の友人の集まりに、私が友人たちと集まるときなどのおやつとして手土産にと、時には20個以上も作っていました。
私も、我が家の牛乳に余裕があるときは子供たちのために作っていました。
気づけば同じプリン型が50個以上も・・。
牛乳と卵とお砂糖だけの栄養満点のプリン!
 
この冬は鳥インフルエンザでどこも卵が品薄。プリン作りの相方の卵、早く復活するといいですね。
 
 
「未病に克つ!」で体質別養生~「腎精」とは
2023-03-15
今回は「腎精」についてお話します。
腎は生命力の源を蓄えるところで、生命活動を支え呼吸や水分代謝に関与します。
精とは腎の中に貯蔵されている生命エネルギーのことで腎精ともいわれます。
人体の活動や機能を支える重要な物質です。
生命そのものを維持する根源であり、人の成長、発育、生殖を促します。
精は、先天の精(父母から受け継いだ生命エネルギー)と後天の精(生後、飲食、呼吸から補うもの)から作られます。
腎が充実していれば、耳、髪、骨や歯にもあらわれ、良好な状態にあります。
 
腎は精を貯蔵するだけではなく生命活動を支えていますが、生命活動をしているだけで、精は日々消耗されます。
睡眠不足、ストレス、バランスの悪い食生活などで、さらに精を消耗します。
精が不足すると、発育不良、脱毛、難聴、不妊、性機能低下、夜尿、失禁、頻尿などが起こります。
腎の働きが衰えると老化が進みます。
 
腎精は日々の養生に気をつければ、補うことができます。
バランスの良い食事、充分な睡眠、適度な運動、ストレスのない生活を心がけましょう。
 
腎精を補うおすすめの食材
黒い食品(黒豆、黒米、黒ゴマ、黒キクラゲ)
ネバネバ系根菜類(山芋、里芋、レンコン)
ナッツ類(クルミ、栗、松の実、アーモンド、銀杏)
野菜(きのこ類、ニラ、キャベツ、からし菜)
魚介類(ウナギ、イワシ、シジミ、ハマグリ、カキ、エビ、イカ、クラゲ)
 
おすすめのハーブティ
杜仲茶、クコ茶、ローズマリーティー
 
おすすめのツボ
 腎兪(じんゆ)
 
 
 関元(かんげん)
 
 
おすすめの漢方薬
杞菊地黄丸、牛車腎気丸、海馬補腎丸、八味地黄丸など
 
詳しくは、薬剤師にご相談ください。
 
「未病に克つ!」で体質別養生~湿邪(しつじゃ)
2023-02-20
今回は「湿邪」についてお話します。
湿邪の体質の人は、胃腸が弱く、水分を外に出しにくい傾向があります。
症状としては、からだが重だるい、頭が痛い、手足やまぶたのむくみ、めまい、吐き気、乗り物に酔いやすい、痰が出る、お腹がポチャポチャ鳴る、食欲不振、胸のつかえ、下半身のむくみ、関節の痛み、粘性の便などが見られます。
特に梅雨時期や沼地や湿度の高い場所で悪化しやすくなります。
 
日々の養生では、
・甘い物、濃い味付け、脂っこいもののとりすぎに要注意
・冷たいジュースやお茶は控えめに、温かいものをしっかりとりましょう
・さしみや生ものはほどほどに
・アルコールは湿をためやすいので、飲みすぎに注意しましょう
・軽い運動を心がけましょう
・天気のいい日は換気をよくしましょう
 
食材では、
はとむぎ、緑豆、小豆、そば、とうもろこし、冬瓜、大根、チンゲン菜、セロリ、きゅうり、すいかなどがおすすめです。
 
ハーブティでは、
・フェンネル+ルイボスティー
・はとむぎ茶+はぶ茶
などがおすすめです。
 
ツボでは、
 陰陵泉(いんりょうせん)
 豊隆(ほうりゅう)
 
漢方薬では、
五苓散、苓桂朮甘湯、当帰芍薬散などが使われます。
 
 
「未病に克つ!」で体質別養生~「津液(しんえき)」とは
2023-01-16
2023年が始まりました。
今年の神奈川県は穏やかな日が多く、まだまだ寒い日は続いていますが、立春まであと3週間ほど。
陽ざしにどことなく暖かさを感じると思うのは、春よ来いと願っているからでしょうか。
今年もよろしくお願いいたします。
 
今回は、体質別養生でバランスを考える「気・血・津液・精」のうちの津液について考えてみましょう。
津液とは、体内にある必要な水分で肌だけでなく全身を潤しています。
飲食物を消化して作られるもののうち、(けつ)といわれる赤いもの以外の全ての体液のこと(涙、鼻水、よだれ、汗、粘液、尿など)をいいます。
気の推動作用によって全身をめぐり、からだのすみずみまで潤いを与えます。
また、からだの余分な熱やほてりをさましたり、汗や尿となり老廃物を出したりします。
 
下痢になり体内に水分が吸収されなくなったり、風邪をひいて熱がでることにより体内の水分を消耗して、津液が不足します。
津液が不足すると潤いが少なくなるので、皮膚がかさかさする、のどや鼻が渇く、空咳、汗が少ない、便が堅くなるなどの症状が現れたり、関節を動かしづらくなったり、関節を動かすときにポキポキ、カクカクと音がします。
 
余分な水分が排泄されず、津液がからだに停滞すると湿となります。
湿については、また次回に。
 
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