2月19日から二十四節気の雨水が始まります。
野山に積もった雪が解けて、農耕を始める時期の目安とされています。
北国や豪雪地域では、雪解けはまだまだ先のことだと思います。
皆さまの地域では、少しずつ春の気配は感じられるでしょうか。
仲春は二十四節気の啓蟄(3月5日頃)から清明の前日(4月4日頃)までにあたります。
暖かな春の日差しをうけて、草木が芽吹き始めます。
人のからだも同じように眠りから目を覚まし、新陳代謝が活発になる時です。
また、溜まった老廃物を出して、新しく生まれ変わろうとする季節でもあります。
この季節の生活ポイントとしては、ストレスをため込まないことです。
プラス思考で物事を考え、笑いで悩み事を吹き飛ばしおおらかな気持ちで過ごします。
ストレスの改善には生活習慣を見直すことも大切です。
日中の時間が長くなってきているので、冬場より少し遅く寝て少し早めに起き、ゆったりとすごします。
散歩やストレッチなどの運動をしてからだの解放感を味わいましょう。
自律神経が乱れていると、情緒不安定から心が落ち込みやすくなります。
そうならないために、簡単で無理のない呼吸法がおすすめです。
東を向いて朝の太陽を見ながら、春の陽気をからだに取り込むイメージでゆっくり深呼吸します。
吐く息に集中して長めに息を吐きましょう。
イライラした時やパニックになったときにも、ゆっくり息を吐くことを覚えておくといいですね。
〈仲春にとりたい食材〉
なつめ、ハチミツ、山芋、ニンジン、ほうれん草、小松菜、せり、レタス、カリフラワー、もやし、ピーマンなど
*甘味(かんみ)で胃腸を整え、脂っこいものは避けましょう
*酸味は気持ちの発散には必要ですが、とり過ぎると脾胃を傷めるので注意しましょう