4月20日からは、二十四節気の穀雨(こくう)になります。
穀雨の終わり頃、立春からかぞえて88日目を八十八夜(2019年は5月2日)といい、八十八を一つの文字にすると「米」になるので、稲作などの農作業を始めるのに縁起の良い日とされています。
春に降る雨は作物を潤すといわれ、この時期に種を蒔くと雨に恵まれよく育つそうです。
気温も徐々に上がってきて、万物が成長する季節になります。
同時に湿度も高くなってきます。
湿気が多くなると胃腸の働きが悪くなります。
胃腸が弱い方は、食欲不振や下痢といったトラブルがおきやすくなります。
そんな時には、胃腸の働きをよくして気分をリフレッシュしてくれる、シソのお茶はいかがですか。
シソには解毒の働きがあり、みかんの皮や生姜は胃腸を整えて、吐き気を和らげたり、解消してくれます。
風邪で寒気がする時や、咳や痰の解消にもよいでしょう。
また、この春から新生活が始まる方もいるでしょう。
環境の変化や緊張がストレスとなり、ネガティブな思考がうまれたり、感情が不安定になりイライラしたり鬱っぽくなったり、不眠などの症状があらわれる方もいるかもしれません。
シソの香りには、鬱々とした気分を発散させてリフレッシュする効果もあります。
疲れたら早めに休み、爽やかな香りでストレスを上手に解消して、こころ穏やかに過ごしましょう。
「しそ湯」
〈材料〉
大葉 10枚
みかんの皮(乾燥したもの)小さじ2
ショウガ みじん切り小さじ1
〈作り方〉
①すべて細かく刻んで、お茶パックに入れ、鍋で水300mlと共に煮る。
②水の量が半分になったら、湯のみにそそぐ。