あんず薬局の取扱商品

営業案内

営業時間/10:00~18:00

定休日/日曜、第2土曜、祝日

  •  
  • 体質チェック
  • 健康機器測定
201607011429451971.jpg
 

なんとな~く二十四節気な健康情報あれこれ

 
フォーム
 
「未病に克つ!」で季節の養生~早秋(立秋~処暑)8月7日~9月6日まで
2021-07-22
熱中症警戒アラートが各地で連日発表されています。
7月22日は二十四節気の大暑の時季で、梅雨明けの後の最も暑さの厳しい時季です。
月が変わるとまもなく立秋で暦の上では秋季ですが、一番暑い時期はもうしばらく続きます。
 
立秋(8月7日頃)の日から立冬(11月7日頃)の前日までの90日間が秋季にあたります。
立秋(8月7日頃)~処暑(8月23日頃~9月6日頃)までを早秋、白露(9月7日頃)~秋分(9月23日頃~10月7日頃)までを仲秋、寒露(10月8日頃)~霜降(10月23日頃~11月6日頃)までを晩秋といい、3つの期間にわけられます。
秋になると次第に空気は澄み渡り、乾燥し、透明感がでてきます。
万物は成熟し収穫の時を迎えます。
花は実を結び、翌年のために生命力を種の中へ収めていきます。
 
秋は一年のうちで最も過ごしやすく、何を食べてもおいしい季節です。
食べ過ぎによる肥満も気になりますが、ダイエットとは、もともとバランスよく食べるという意味で、「太らない生活をする」という大切な養生法の一つです。
とはいえ、早秋のこの時季はまだまだ残暑が厳しく、食欲もさほど増えません。
冷たい飲み物や食べ物の取りすぎで胃腸の働きが弱っています。
早秋におすすめの食材は、暑さや湿度、冷たい物で弱った胃腸を癒すものです。
魚、牛、豚、鶏肉、山芋、かぼちゃ、れんこん、乳製品、豆類、大根、冬瓜、青梗菜、りんご、ぶどう、レモン、梨、かぼちゃの種、蓮の実などがあります。
 
今年の土用の丑の日は7月28日。鰻で暑気払いをして、元気に秋を迎えられるといいですね。
 
*熱中症警戒アラート:熱中症の危険性がきわめて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、熱中症予防の行動をとっていただくよう促すための情報。今年4月下旬から全国を対象に運用が開始されました。(環境省HPより)
 
「未病に克つ!」で季節の養生~晩夏(小暑~大暑)7月5日~8月6日まで
2021-06-21
関東地方は平年より一週間ほど遅く、6月14日に梅雨入りとなりました。
雨の日が続いたり、曇りがちだったり、時折の晴れ間にほっとしたりと、梅雨らしいお天気になっています。
 
梅雨の最中の6月21日は二十四節気の夏至にあたります。
この日を境に昼の時間は徐々に短くなりますが、暑さは日ごとに増してきます。
 
蒸し暑い日本の夏は、身体に余分な熱がこもりやすく、それが熱中症や不眠、だるさや疲れやすいといった夏バテなどの原因になります。
また過剰なエアコンの冷気や、口当たりの良い冷たい食べ物や飲み物を多くとって胃腸の働きが落ちる人では、下痢やむくみ、食欲不振などの症状が現れます。
そこで夏の養生として大切なことは、程よく汗をかくことで身体に不要なものを発散し、汗として失われる水分を適切に補給することです。
また、冷たい飲食物を避け、温かいものを食べるようにしましょう。
 
中国には「冬病夏治*」という言葉があります。
「冬に現れる症状は夏のうちに治す」という意味です。
人は夏の陽気の中で活発に成長し、内なる陽気を高めて冬に備えるのです。
 
薬膳では食材が持つ味を5つ「酸味、苦味(くみ)、甘味、辛味(しんみ)、鹹味(かんみ)」に分類し、それぞれの味により体への働きを分けてとらえます。
晩夏に向く食材は甘味です。
甘いものといってもケーキやチョコレートのような甘さではなく、食材そのものが持つ甘みといわれるものです。
南瓜の甘味をイメージするとわかりやすいでしょう。
甘味には胃腸を元気づけてくれる働きがあるので、弱っている胃腸にやさしく、食欲が湧いてきます。
そこで、山芋、南瓜、キャベツ、緑豆、その他にしょうが、にんにくなどがおすすめです。
 
*「とうびょうかち」あるいは、「とうびょうかじ」と読みます。
 
「未病に克つ!」で季節の養生~仲夏(小暑~大暑)6月5日~7月6日まで
2021-05-21
新緑が少しずつ深みを増し、つつじや紫陽花など色とりどりの花とともに季節の移り変わりを楽しんでいますか。
5月21日は二十四節季の小満の時季にあたり、草木が茂って天地に満ち始めるころです。月が替わると梅雨入り間近となり、暑さや湿気を感じることも多くなります。
 
夏の気候にうまく体をあわせるために、こころを解き放ち、体内の陽気 (エネルギー)も外に向かって開放させるようにします。
 
また、仲夏から晩夏にかけては、一年のうちで一番早く日が昇り、一番遅く日が沈みます。
私たちも自然界のリズムにあわせて少し遅く寝て、少し早めに起き、日中の長さを活用して、充実した毎日を過ごしましょう。
遅く寝るといっても夜更かしはよくありません。
日付が変わる前には床に就きたいものです。
30分以内の昼寝も有効です。
 
庭いじりやお散歩で外の空気を吸って気持ちを開放しましょう。
外出がままならないときでも気分転換に心がけ、体の内側にうつうつとした気持ちや熱がこもらないようにしましょう。
 
仲夏におすすめの食材はアスパラガス、冬瓜、きゅうり、茄子、カボチャ、トマト、とうもろこしなど薄味で体の中の余分な水分を除く作用のあるものです。
 
そろそろスイカも店先でみかけますね。
 
 
「未病に克つ!」で季節の養生~早夏(立夏&小満)5月5日~6月4日まで
2021-04-22
新年度が始まって20日余りが経ちました。
変化した環境に少しずつ慣れてきた方、頑張って疲れがたまってきた方、それぞれあることと思います。
 
今年度は、10年前に上梓しました、あんず薬局の健康読本「未病に克つ!」をベースに、1年間を通して季節の養生についてお話していきます。
 
今年は4月20日が二十四節季の穀雨の時季にあたり、春雨が植物を潤し成長を助けるころです。
ここ横浜では春たけなわという気候ですが、暦の上では晩春。
月が明けて5月5日に立夏を迎え、立秋の前日までの約3カ月が夏季となります。
夏季は、万物が成長し、陽気が旺盛になる時期です。
人もこころを充分に開放し楽しい気持ちでいるようにします。
 
食養生では、晩春から引き続き、さっぱりして熱がこもらないものや消化の良いものを取るようにしましょう。
5月から6月のこの時期、体の弱っている方や高齢の方はもとより、元気な方でもまだ体が暑さに慣れていません。
突然の思いがけない真夏を思わせるような暑さで、毎年、熱中症で搬送されるニュースが流れます。
 
早夏(初夏)におすすめの食材に、豆腐、小豆、レタス、セロリ、緑茶があります。
薬膳では、体にこもっている熱を冷ましてくれる涼の性質の食材です。
 
5月2日は八十八夜。
新茶も旬の食材ですね。
 
コロナ禍で考える漢方生薬の国産化
2021-03-19
あんず薬局で仕事を始めて4年目のスタッフです。
もともとの植物好きに、漢方薬という視点が加わり、興味が広がってきました。
 
密を避けて森ですがすがしい空気を吸いたくなり、知り合いの林業家を訪ねました。
ちょうど山から帰ってきた知人は、森で採ったクロモジやキハダの木片を見せてくれました。
クロモジの生薬名は烏樟(ウショウ)といい、抗菌・消炎作用があり、抽出した精油は爽やかな香りで和精油として親しまれています。
ミカン科のキハダの樹皮はその名の通りあざやかな黄色で、生薬名は黄柏(オウバク)。
腸炎や腹痛など下半身の炎症や充血をとる清熱作用があります。
知人は採取してきた植物をその地域の伝承薬として自身の生活の中で活用しているそうです。
漢方生薬の基原種(※1)の多くは天然由来で、植物がその大半を占めます。
それゆえに自然破壊や生物多様性の保護などの理由により日本では漢方生薬の確保が難しくなってきているので多くを輸入に頼り自給率が10%ほどです。
 
また、コロナ禍で人・物の往来が途絶されると、より生薬資源を海外にゆだねていることを実感します。
 
それならばなんとか生薬の国産化率を上げる方法はないのでしょうか…
かつて江戸時代に生薬の国産化を奨励した薬草政策で育種・栽培・生産の向上を遂げた歴史があります。
昭和初期には国内で当帰、芍薬、黄連、カミツレ、茯苓、杏仁、桃仁、薏苡仁などが生産され、それなりに市場流通がなされていたという大阪薬種卸商組合の「標準卸売価格申合表」に記載もあります。
 
もちろん生薬としての安全性・有効性、品質の標準化は必須で、個々の基原植物の同定(※2)や代替植物の科学的評価等々、採算面でも簡単なことではないでしょう。
 
去年から今年にかけてのコロナ禍にお守りのようにしてよく飲用した金銀花(キンギンカ)は、日本中でよく見かける植物スイカズラ(忍冬:ニンドウ)の花蕾で、風邪などの感染症や喉の痛み、肺などの化膿性炎症に用いられます。
また、身近な里山でよく見かけるマツブサ科のチョウセンゴミシは生薬名も五味子(ゴミシ)で、せきや体の水分の調節に使います。
春の訪れを知らせてくれる白い大きな花のタムシバ(※3)はモクレン科でその蕾の生薬名は辛夷(シンイ)といい、鼻づまりや頭痛の時に使います。
 
ことほどさように、挙げればきりがないほど現在の日本にも多くの薬用植物が生育しています。
 
この植物たちを何とか漢方生薬材料として再び役立てられないか…。
 
そんなことを考えていたら、知人の山が宝の山に見えてきました!!
 
 
※1 基原種 『日本薬局方』の生薬総則では、生薬を「動植物の薬用とする部分、細胞内容物、分泌物、抽出物または鉱物など」と、規定しているが、生薬の基原とは、基原植物あるいは、基原動物とその薬用部位で定義される。
 
※2 同定 薬用植物に形態は似ているが薬効の無いものがあるので、薬効があるものであると見極めること

※3 タムシバ モクレン科の落葉小高木~高木。山地に生え、近縁のコブシと混同されやすい。タムシバは蕚の長さが花弁の約半分で花は純白、枝がまっすぐに斜上することから区別される。
<<株式会社 ウエルライフ>> 〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-8-4 TEL:045-471-2521 FAX:045-471-2522