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ゾクっとした寒気を感じて、風邪引いたかな?と思ったとき、素早く漢方薬で対処する事で症状が進まずに済むことがあります。悪寒の強い風邪の初期に使う漢方薬としては、葛根湯や麻黄湯が良く知られていますが、香蘇散にもその効果があります。麻黄という生薬を含まないため、胃腸虚弱の方には香蘇散がお勧めです。
香蘇散の効能を見ると風邪だけではなく神経症、神経衰弱などとあります。それは、香蘇散には気の巡りを良くしてくれる生薬である紫蘇、香附子、陳皮が入っているからです。ストレスで気分の塞がりを感じる時に、これら生薬の発散力が効果を発揮します。
菜の花とイカのサラダ、マスタードドレッシング
2月3日は立春でした。二十四節季の、1年の始まり、そして春の始まりです。冬の間眠っていたものが起きだし、木々のつぼみが大きくなってきます。
2月18日からは雨水で、雪が雨に変わり積もっていた雪が溶けだしてちょろちょろと流れ出します。
気温の低い日が続く中でも、少しずつ春の訪れが感じられてきます。
薬膳の基本は旬のものをいただくこと。旬の菜の花をいただきましょう!春は冬の間からだの内側に溜めておいたものを外へ発散させる季節です。菜の花の苦味とマスタードの辛味は、内から外に向けて発散するのを助けます。春は五臓の肝のはたらきが活発になります。イカは血を養い肝の働きを助けます。