明日、4月30日は七十二侯の牡丹華(ぼたんはなさく)です。
「百花の王」と呼ばれている牡丹が華やかに咲き始めるころです。
そして明々後日、5月2日は八十八夜です。
「茶摘み」の歌でも有名ですが、昔から八十八夜に摘みとられる茶葉は、不老長寿の縁起物の新茶として珍重されてきました。
お茶は健康飲料として私たちの身近にあります。
緑茶や烏龍茶、紅茶は風味も香りも違いますが、同じツバキ科の植物の葉や茎からできているのをご存知でしたか。
生葉を乾燥・発酵させてつくる際の発酵度合いによって、さまざまな種類のお茶になるのです。
緑茶は不発酵茶です。
涼性でからだの熱を冷ます効果が高いので、夏場や常に熱く感じる方には良いでしょう。
冬場や冷えが気になる人は控えましょう。
烏龍茶は半発酵茶です。
平性で胃に刺激が少なくほとんどの方が楽しめます。
油を分解する働きがあるので脂っこい食事にはぴったりです。
紅茶は発酵茶です。
温性で作用が穏やかですので胃の弱い方でも飲めます。
温める作用もありますのでからだの冷えが気になるときや、リラックスしたい時にもおすすめです。
ハーブティーにもからだを温めるものや体内にこもった熱を出してくれるもの、消化を助けるもの、免疫力を高めてくれるもの、緊張をほぐしてくれるものなどがあります。
ご自分の体調に合わせたお茶を選んでみてはいかがでしょうか。
ハーブティーはあんず薬局で取り扱っております。