暑い夏が苦手な方へ…!! 元気に夏を過ごすために「生脈散」と「清暑益気湯」の上手に使う方法をお知らせします。
最近は地球温暖化が進んだことでますます暑い夏になっています。
気温が高く蒸し暑いと、常に汗をかいて身体の水分が減ってきたり、元気がなくなったりします。のどや口が乾いたり、やる気が出ないとか、手足がだるいとか、足がつる、動悸がする、息切れが…など夏バテの状態になります。
「生脈散」は身体の水分不足の改善や元気がなく不調なときに助けてくれる漢方薬です。薬用人参、麦門冬、五味子の3つの生薬で出来ていて、身体の中の元気と潤いを補ってくれます。体質に合っていれば夏バテの予防として毎日飲んでも大丈夫です。
また、暑さで頭痛をおこしたり、熱が出たり、大量に汗をかいたり、脱水状態で身体に熱がこもったりなど熱中症をおこす時は「清暑益気湯」をおすすめします。これは「暑さを冷(清)まして、元気をます」という意味の漢方薬です。
生脈散に入っている人参、麦門冬、五味子の他に黄耆、白朮、甘草、陳皮、当帰、黄柏の合計9つの生薬より出来ています。身体の中の元気と潤いを補いながら、身体にこもった熱や湿気を取り除いてくれます。
暑過ぎて熱中症をおこす前に一包飲んでおくと不調回避が出来ます。
このふたつの漢方薬で、今年の暑い暑い夏を元気にお過ごしください。