処暑によせて 陰陽二つの世界
8月23日に処暑を迎えました。
漢方には、自然界の性質を2側面に分けてとらえる考え方があります。
その考え方を陰陽説といいます。
まず、太陽が当たるところを陽、当たらないところを陰として捉えます。
陰と陽は相対的な概念で太陽と月、動と静、男と女、寒と熱、成長と老化など
すべての物事を陰陽2極の性質として分けています。
二十四節季であつかう4つの季節も、活動的な春夏が陽、秋冬が陰の季節です。
夏から秋への季節の変化は陽から陰へと、ダイナミックに性質が変わっていきます。
陰の季節は心穏やかに「休養」と「パワーの補充」をキーワードに、激しい運動は控えて過ごすのがおすすめです。
秋は「読書の秋」「芸術の秋」などと言われていますが、実は理にかなった過ごし方なのです。
今年の秋は季節に合わせて優雅にゆったり大人しくアートな気分で過ごしませんか?