寒露によせて
養生のお茶
健康に注意して元気でいる、身体を大切にすることを「養生」といいます。体調不良でなくても、養生するためのお茶を季節や体質に合わせて暮らしの中に取り入れてみませんか?簡単にどなたでも始められる生き生きとした暮らしの入り口になることを願っています。そこで今日は養生のお茶についてご紹介します。
この時期は、さまざまな菊が秋を彩り、食品売り場でも黄色やピンク色の食用菊を見かけるようになります。
今回ご紹介する「菊花茶」は乾燥させた菊の花と、くこの実をブレンドしたお茶です。菊の花のほのかなほろ苦さと、くこの実のやさしい甘さで飲みやすくすっきりしたお茶です。
中国の薬物書には菊の花について「長く飲み続けると気血の働きを良くして体が軽くなり長寿になる」と記載されています。
漢方薬の「杞菊地黄丸」は年齢を重ねた方々への養生の漢方薬として使われる場合があります。この薬は、加齢などにより少なくなる元気の大元を補い、栄養を届け、体の中で要らなくなったものを除き、目に必要な栄養を届けはっきり見えるように応援してくれるものです。この薬にはくこ(枸杞)の実と菊の花が他の薬草たちと一緒に入っています
コロナ禍の在宅ワークでPCやスマホを使う時間が増え、目はオーバーワーク気味ではないでしょうか?。ドライアイが気になる方、目の充血が気になる方、年齢を重ねても目を大切にしたい方などなど…。
まずは、自分に合った養生のお茶を気軽にあんず薬局で探してみませんか?