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なんとな~く二十四節気な健康情報あれこれ

 
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わたしのお気に入り「ローズヒップ」
2020-08-24
 
あんず薬局で働き始めて9か月目の薬剤師です。
入ったばかりの冬に勧められたのがハーブティーのローズヒップファインカットでした。
体が温り、疲れた夕方に飲むと元気が復活!
ビタミンたっぷりで風邪予防にも良いと思って飲み続けると、冬なのに肌の調子も良くなるおまけつきで、お気に入りの一つになりました。
 
飲み方は簡単。
ティーカップにスプーン1杯のローズヒップファインカットを入れて熱湯を注いで3分ほど待つだけです。
かたかったローズヒップが柔らかくなりますので、お茶を飲むと同時にスプーンで食べてください。
お好みで、ほんの少しのはちみつを足すとさらに美味しくなります。
 
ローズヒップはバラ科の植物、ドッグローズの実です。
ビタミンやミネラルがたっぷりバランスよく含まれます。
ビタミンC はレモンの7倍、カルシウムは牛乳の8倍、リコピンはトマトの8倍です。
その上ノンカフェインですので、妊娠中の方も授乳中の方も安心して栄養補給ができます。
 
わたしのお気に入り「ハーバルオイルベーシック」
2020-08-07
残暑お見舞い申し上げます
 
ハーブ担当スタッフになって8年目になります。
私のお気に入りは、ベリテ化粧品のハーバルオイルベーシックです。
通常、ベーシックオイルと呼んでいます。
 
お気に入りのわけは、若い頃から悩んでいた脂性肌で毛穴が開き気味の肌質が改善されたからです。
40代の前半までは、できるだけファンデーションで毛穴を隠していました。
国内や海外の化粧品をいろいろ試してきましたが、毛穴の悩みは一向に改善されません。
当然、すっぴんで外を歩くなんて考えられませんでした。
 
あんず薬局で勤務するようになり、ベリテ化粧品のシンプルさに驚きました。
基本はベーシックオイルとソフトローションだけです。
使い続けて3年目くらいから肌質が変わってきたのがわかりました。
長年悩んでいた毛穴の開きが目立たなくなり、ハリが出てきたと感じました。
日焼け対策はしますが、今ではノーメイクでも買い物に行けます。
 
おすすめのケアは毎晩オイルクレンジングをすることです。
ポイントは少し多めにオイルを手に取り、呼吸しながらやさしくマッサージします。
毛穴に詰まっている汚れがポロポロと取れていきます。
やり過ぎると角質に負担をかけるので注意します。
オイルクレンジングの後は、水で湿らせた柔らかい布や化粧用コットンなどでそっと拭き取り、水またはぬるま湯で洗います。
せっけん洗顔は必要ありません。
 
ベーシックオイルでクレンジングすることで、古い角質を落とすとともに、元々もっている代謝力を引き出してくれます。
肌に必要以上の化粧品はいりません。
肌には常在菌がいて潤いを守っています。
洗顔剤で毎日洗顔をすると常在菌を洗い流し過ぎてしまい、潤いがなくなってしまいます。
肌を守ろうと皮脂を過剰に分泌させます。
脂性肌だと思っていた私は、本当は乾燥肌だったのです。
 
ベーシックオイルは、米胚芽油、ホホバオイル、マカダミアナッツオイル、マロニエエキス、ひまわり油などの植物成分で構成されています。
浸透性があり皮脂に近いオイルで、どんな肌タイプでも使うことができます。
使い続けるうちに、肌が再生されていくのがわかります。
夏にオイルクレンジングをするのはベタつくから敬遠したいという方は、ベーシックオイルとベーシックジェルを2:1で混ぜて使うと、さっぱりしますのでお試しください。
毛穴の開きが気になる方は、洗顔後、ほどよく冷やしたソフトローションをたっぷり使ってパッティンングしましょう。
夏にしっかりオイルクレンジングをすれば、秋からの乾燥は防げます。
 
各薬局へお問い合わせください。
 
わたしのお気に入り「なつめ」
2020-07-22
わたしのお気に入りコーナーでは、私たちスタッフが、薬局にある漢方薬、健康補助食品、薬膳材料を飲んだり食べたり、化粧品などを実際に使ってみて、「これは気に入った!」というものを時々に、紹介していきます。
 
今回のおすすめは「なつめ」です。
 
薬局スタッフになった2年前、初めてなつめを食べました。
「中国では普通に食べられていて、女性にとてもいいのよ!」とすすめられ、食べてみるとほんのり甘く風味があって美味しい!ドライフルーツですが、プルーンのようにベタベタしていないので、手も汚れず、すぐ食べられます。
バックにしのばせておいて小腹が空いたときに食べるのもおすすめです。
なつめは皮ごとそのまま食べられますが、皮が固いと感じる時は、ハーブティや紅茶を飲むときにカップに入れると、皮がやわらかくなり、なつめの甘みが砂糖代わりになって美味しくいただけます。
小さくカットしてグラノーラに混ぜたり、参鶏湯などの料理にも使用します。
 
そのまま食べるのにちょっと飽きたら、クリームチーズとクルミをはさんで食べてみてください。
とても美味しいお洒落なおやつになります。
また、ワインにもよく合うので、お酒好きの方はおつまみとしてもぜひお試しください!
 
《なつめinクリームチーズ&クルミ》
〈材料〉(4個分)
・なつめ(大粒) 2個
・クリームチーズ 10g
・くるみ 4片
〈作り方〉
・なつめは縦にナイフをいれ4等分にする。中の種は取り除く。
・クリームチーズ1/4量とクルミ1片をなつめ2片ではさんでできあがり。
*種はカップ1杯くらいの水でコトコト煮ると“なつめ茶”ができます。漢方では安神、安眠として使います。
 
 
なつめは中国から西アジア原産といわれているクロウメモドキ目の落葉高木になる赤い果実で、主に中国、韓国、台湾などで生産されています。
日本でも以前は庭木として見かけることもありましたが、現在はドライフルーツとして輸入されたものが多く流通しています。
 
中国では「一日食三棗 終生不顕老」~一日に三粒のなつめを食べると老いない~といわれ、古くから薬膳料理や宮廷料理に使われてきました
。楊貴妃も好んで食べたといわれています。
漢方の生薬では「大棗たいそう」といい、中国最古の薬物書「神農本草経しんのうほんぞうきょう」には不老長寿の薬として記載され、長期間服用できる上品薬に分類されています。
からだをあたためる作用のある温性の食べ物で、脾胃の「気」を補い、食欲不振を改善したり、「血」を補い、不眠や不安感を改善することで知られ、さまざまな生薬と組み合わせて漢方薬として使われています。
 
なつめに含まれる成分は、鉄分・カルシウム・カリウム・マグネシウムなどのミネラル、葉酸やナイアシンなどのビタミンB群、食物繊維、サポニンなどです。
特に、鉄分の含有量は果物ではトップクラスで、鉄分豊富と言われるプルーンの1.5倍あります。
また、葉酸は「造血のビタミン」と呼ばれ、ビタミンB12とともに赤血球を作るために欠かせない成分で、貧血の予防や改善が期待されます。
中国や韓国では、妊娠した女性になつめを贈る習慣があるそうです。
妊娠中や授乳期など、大量の血液が必要とされる時期の栄養補給として、昔から利用されてきました。
食物繊維やサポニンは腸内環境を整えるので便通をよくする作用が期待されるなど、女性に嬉しい成分が多く含まれています。

 
 
夏を元気に過ごすツボ
2020-07-10
暑中お見舞い申し上げます。
今は二十四節気の小暑。
暦の上では夏の後半に入りました。
梅雨前線の停滞で線状降水帯が発生し、九州はじめ各地に大水害をもたらしました。
被災された皆さまにお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
 
ここ数年、梅雨後半になると、豪雨災害が発生しています。
夏季の猛暑酷暑が続くことも増えてきました。
蒸し暑さのため睡眠不足や食欲不振などから体調を崩しやすい時期が続きます。
特に今年は、新型コロナ感染防止のため「新しい生活様式」を日常生活に取り入れていかなければなりませんので、自宅で過ごす時間が多くなりそうです。
運動不足にもなりますし、自由に外出できないストレスなどが重なり、既に心身ともにお疲れがたまっている方も多いかと思います。
 
夏は、エアコンの使用や、そうめんなど冷たい食べ物や飲み物で体の外からも中からも冷えやすくなります。
加えて今年は屋外で運動を思うようにできないことから、血液の流れが悪くなり、冷えやむくみの原因になることがあります。

血流をよくしながら、足のむくみなどを解消するツボをご紹介します。
*三陰交(さんいんこう)
のぼせ、冷え、むくみ、更年期、生理痛や月経過多など月経に伴う様々な女性特有のトラブルや、自律神経失調症、消化器系の不調にも効果があるといわれています。
肝経、腎経、脾経と言われる3つの経絡が交わる場所であることから三陰交といいます。
    
*陰陵泉(いんりょうせん)
体内の余分な水分を排出する代謝作用があるツボです。
むくみや膀胱炎に効果があるとされ、特に足のむくみにおすすめします。
脚痩せの美容ツボに紹介されることもあります。
  

〈ツボ押しの注意点と基本ポイント〉
・つめを立てずに、指先に近い指の腹で押す
・「いたきも」(少し痛いけれど気持ちいい)くらいの強さで押す
・「息を吐きながら5秒押して、吸いながらゆっくり離す」を5~10回くらいを目安に行う
ご家庭でのツボ押しは、ツボの場所や回数にあまりとらわれず行いましょう。
ツボの多くは骨の両側にあります。
脚、腕、鎖骨付近、肩、肩甲骨付近、背骨などがおすすめです。
真下に押す感覚で骨に沿って1㎝ずつ移動させながら、ゆっくりゆったりとした気持ちで押しましょう。
押してみて他とは違う感じであったり、痛みを感じる場所を少し多めに押してください。
便秘がちの方やお腹が冷える方は、腹部を時計回りに「の」の字を書くようにマッサージします。
マッサージオイルを使うと滑りがよくなりますので、肌を傷つけにくくします。
 
漢方では、夏は心を開放し、体内の陽気を外に向かって解放させることが、夏の気候に適応していく方法です。
これがうまくできないと秋になって体調を崩す一因にもなります。
温かいものや常温のものをとるようにし、内臓を冷やしすぎないように気をつけましょう。
一日一回は汗をかくなどして発散し、上手に夏を過ごしてくださいね。
 
 
 
教えて~!薬剤師さん(3)「マスクと熱中症のリスク」
2020-06-29
梅雨入り前後から蒸し暑い日本の夏が始まり、新型コロナ感染予防とマスク着用の両立について、毎日のように話題に上るようになりました。
7月、8月は1年の中で、最も熱中症の発生件数が多い時期です。
特に今年は新型コロナ感染予防のために、長時間マスクを着用する機会が多くなるため、熱中症対策が今まで以上に必要になります。
そこで今回は、「夏場にマスクを着用することによる熱中症リスクの増加」についてお話しします。
 
◆夏場にもマスクを着用するメリット、デメリット
 
マスクをすることで、咳、くしゃみ、会話などで飛沫をまき散らすことの防止になり、また、飛沫の着いた手で、鼻や口を触ることによる感染の危険を減らすことにもなり、新型コロナウイルス感染予防として役立っています。
現在は、さまざまな施設への入場に際しては、マスク着用が半ば義務化されている状態にあります。
新型コロナウイルス流行以前から、マスクは、冬の低温で乾燥する時期に着用する場合は、鼻や咽喉の保温や保湿をすることで気道の粘膜上皮細胞を元気に働かせ、風邪やインフルエンザなどから身体を守るとして活用されてきました。
その意味では、夏の高温多湿の時期でのマスク着用のメリットは半減します。
それどころか、咽喉を加湿するために渇きを感じにくくなることや、マスクの着け外しが煩わしくなりこまめに水分を摂るタイミングを逃しやすくなることから、脱水症状から熱中症に陥る危険が生じるおそれがあります。
特に、身体の水分量が少ないために汗をかきにくく体温調節機能が弱い高齢者や、活動量が多く熱を産生しやすい子どもは注意が必要です。
また、日本小児科医会では、2歳未満にはマスクは危険と呼びかけています。
これは、呼吸は酸素を取り入れ、二酸化炭素を出すことのほかに、体温調整もしていますが、2歳まではまだその部分が未発達だからです。
 
◆マスク着用で熱中症をおこすわけ
 
人の身体は生きている限り、熱を産生し続けます。
そして、体内の熱量が高まると熱を体外に逃がし、体温を一定に保つように調節するしくみを持っています。
その方法にはいくつかのルートがあります。
1つ目は、体の表面の血管を広げて血流量を増やし、熱を運んでいる血液を介して体外に放熱するルートです。
2つ目は、発汗により体表の熱を気化熱として放出するルートです。
この2つは体にとって大きな放熱ルートになります。
その他に、皮膚からの放熱、呼吸の吐く息に乗せる放熱など、自然に熱と水分が蒸発する不感蒸発とよばれるルートがあります。
マスクをしていると呼気がこもってしまうため、呼吸による不感蒸発を妨げること、呼気がこもって内部に二酸化炭素が増えること、湿気がこもって渇きを感じにくくなること、顔の表面が他の部分より約3℃程熱が高くなることなどにより、熱中症を発症するリスクが増加する恐れがあるのです。
そこで、熱中症予防のために、感染の危険性が少ないところ、例えば、戸外で人の少ないところや十分に距離を保てるところでは、マスクを外して新鮮な空気を深く吸いましょう。
ただし、くれぐれも、消毒や手洗いをしていない手で顔を触らないように注意します。
また、自宅では家族の状況に合わせて、マスクを外して熱中症にならないようにしましょう。
そのためにも帰宅時の手洗いの励行など、外部からウイルスを持ち込まないことを心掛けると共に、室内換気に十分に配慮することが大切です。
現在、既設のエアコンで換気機能を持ったものは少なく、空気清浄機でウイルス除去機能をうたっていてもその検証報告は出ていません。(消費者庁から注意喚起が出ています)
あくまでも、外気を取り込んでの換気をしましょう。
 
  *  *  *  *  *
 
◆熱中症はきちんと対策し、適切な対応をしていれば防止できるといわれています。
 
毎年夏になると、熱中症で搬送されたり命を落としたりというニュースが報道されます。
総務省消防庁の統計によると、5月~9月に全国で熱中症で搬送された人数は、2019年は71,317人、6月中に梅雨明けした2018年は95,137人でした。
ちなみに現時点での日本国内での新型コロナウイルス感染者数は、累計18,390(6月28日0:00現在)人です。
熱中症とは、高温多湿の環境下で汗をうまくかけなかったり、過剰な運動などで、体内で熱を産生しすぎたときや、脱水などで、熱が血流によって十分に体表に運べなかったりして、熱が体内に籠ることにより起きる障害のことです。
初期症状は、手足のしびれ、筋肉の痛み、こむら返り、眩暈、立ち眩みなどの他、頭痛や吐き気などが見られます。
症状が進行すると、痙攣や失神あるいは死亡する危険も報告されており、決して甘く見てはならない病態です。
環境面では、適切なエアコンの使用などにより、温度や湿度を調整することや風の流れを作ること、また遮光カーテンなどで室内に差し込む陽光を調節する工夫などを行います。
生活面では、こまめな水分補給、旬の夏野菜や果物をとりいれたバランスの良い食事の工夫、十分な睡眠をとることが大切です。
ただし、水分補給とはいっても水や清涼飲料などの暴飲は、かえって体調を崩すもとになるので注意しましょう。
 
〈脱水症状の予防のための経口補水液の作り方〉
・湯冷まし 1リットル
・塩 1~2グラム
・砂糖 20~40グラム
 ▼これらを混ぜる。
 ▼好みによりレモン汁などを加える。
*持病があり、糖分や塩分を制限しなくてはいけない方は、医師の指示に従った補水をしてください。
 
漢方では、体温を調節する力や汗をしっかりかく力は「気」の力としてとらえます。
気を高めることを「補気」といいます。
身体の水分量を上げることは「補陰」といい、この「補気」と「補陰」が熱中症を予防するための基本となります。
夏に活躍する代表的な漢方薬に「生脈散」「清暑益気湯」、健康補助食品では「西洋人参」があります。
これらは、「補気」「補陰」のために使われ、日本の蒸し暑い夏を元気で過ごすための心強い味方です。
 
参考資料:
厚生労働省
令和元年度 職場における熱中症予防に関する講演会資料
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