熱中症警戒アラート*が各地で連日発表されています。
7月22日は二十四節気の大暑の時季で、梅雨明けの後の最も暑さの厳しい時季です。
月が変わるとまもなく立秋で暦の上では秋季ですが、一番暑い時期はもうしばらく続きます。
立秋(8月7日頃)の日から立冬(11月7日頃)の前日までの90日間が秋季にあたります。
立秋(8月7日頃)~処暑(8月23日頃~9月6日頃)までを早秋、白露(9月7日頃)~秋分(9月23日頃~10月7日頃)までを仲秋、寒露(10月8日頃)~霜降(10月23日頃~11月6日頃)までを晩秋といい、3つの期間にわけられます。
秋になると次第に空気は澄み渡り、乾燥し、透明感がでてきます。
万物は成熟し収穫の時を迎えます。
花は実を結び、翌年のために生命力を種の中へ収めていきます。
秋は一年のうちで最も過ごしやすく、何を食べてもおいしい季節です。
食べ過ぎによる肥満も気になりますが、ダイエットとは、もともとバランスよく食べるという意味で、「太らない生活をする」という大切な養生法の一つです。
とはいえ、早秋のこの時季はまだまだ残暑が厳しく、食欲もさほど増えません。
冷たい飲み物や食べ物の取りすぎで胃腸の働きが弱っています。
早秋におすすめの食材は、暑さや湿度、冷たい物で弱った胃腸を癒すものです。
魚、牛、豚、鶏肉、山芋、かぼちゃ、れんこん、乳製品、豆類、大根、冬瓜、青梗菜、りんご、ぶどう、レモン、梨、かぼちゃの種、蓮の実などがあります。
今年の土用の丑の日は7月28日。鰻で暑気払いをして、元気に秋を迎えられるといいですね。
*熱中症警戒アラート:熱中症の危険性がきわめて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、熱中症予防の行動をとっていただくよう促すための情報。今年4月下旬から全国を対象に運用が開始されました。(環境省HPより)