コレステロールは私たちが毎日食べている食事と体の中にあるブドウ糖、脂肪酸、タンパク質をもとに、主に肝臓で作られる脂質の一種です。このコレステロールを大きく分けると悪玉といわれるLDLコレステロールと善玉といわれるHDLコレステロールになりますが、LDLはすべて悪さをするものと言う訳ではありません。
肝臓で作られたコレステロールはLDLとして血液にのって全身の細胞に運ばれて細胞膜やホルモンの生成などの材料になっています。余ったLDLはHDLによって肝臓に戻されるのですが、HDLによる回収が間に合わなくなると血液中にLDLが多量に残ってしまい、血管壁にたまると血管が細くなり動脈硬化が起き、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞などの原因となります。
そのため、LDLの数値が高すぎる場合は食事に気をつけ、肥満の予防や糖・脂肪の代謝を高める有酸素運動をしたり、HDLを減らすタバコを禁煙したりなどの対策をしていく必要があります。
中医学にもとづいた薬膳の考え方の中に、肥甘厚味(ひかんこうみ)という言葉があります。これは脂っこかったり、甘すぎたり、味が濃すぎたりすることを指しています。肥甘厚味の食事は肥満や生活習慣病になりやすくなるといわれています。
脂身の多い肉類や油ものを食べる時に、薬膳では消化を促進させるといわれる山楂子(さんざし)をよく使います。
簡単には、食前・食中・食後にサンザシのお茶を濃いめに入れて飲むのがおすすめですが、これに干したみかんの皮、ハブ(決明の種)、桑の葉、杜仲葉、を入れるとなおよいです。また、お肉を煮込む時にサンザシと共に調理するのもおすすめです。
サンザシ、みかんの皮、ハブ茶などをブレンドしたあんず薬局の「かろやか茶」もお手軽にお試しいただけると思います。
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