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なんとな~く二十四節気な健康情報あれこれ

 
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「未病に克つ!」で体質別養生~気滞(きたい)
2022-07-15
前回は気虚(ききょ)についてお話しました。
今回は「気滞(きたい)」です。
 
気は常にからだの中をスムーズにめぐっている状態が正常です。
気滞とは、その気の流れが滞り鬱積している状態のことです。
精神状態の不安定、生活や食事の不摂生、気温や湿気などが要因となって起こります。
気滞になると、怒りやすい、ストレスがたまりやすい、イライラする、落ち込みが激しい、寝つきが悪い、お腹が張る、ゲップが出る、頭痛、のぼせ、生理不順などの症状が出ます。
 
気滞にならないための日々の養生としては、ストレスを発散して気を巡らせることが大切です。
スポーツや散歩などで適度にからだを動かしたり、複式呼吸でゆっくり深呼吸をしてみるのもおすすめです。
音楽を聴くなど趣味の時間を持ち、リラックスすることを心がけましょう。
不規則な生活は気の流れを悪くします。
バランスの取れた食事を心がけ、食事にも香りや酸味のあるものを適度に取り入れましょう。
 
おすすめの食材
カキ、あさり、しじみ、ネギ、グリーンピース、かいわれ大根、ミョウガ、セロリ、シソ、三つ葉、春菊、ニラ、ゆず、みかん、レモン、グレープフルーツなど
 
また、好きな香りを嗅ぐことで気を巡らせる効果もあります。
芳香浴や蒸気浴などで精油を上手に活用してみましょう。
 
おすすめのアロマ精油
オレンジスィート、ベルガモットなどの柑橘系、カモミール、ラベンダー、クラリセージ、ペパーミントなど
 
気の流れを良くする漢方薬もあります。
逍遥散、加味逍遥散、半夏厚朴湯、香蘇散、四逆散など
詳しくは、薬剤師にご相談ください。
 
 
「未病に克つ!」で体質別養生~気虚(ききょ)
2022-06-15
梅雨に入り、蒸し暑い日本の夏を感じさせる季節がやってきました。
雨や曇りが増え気分は沈みがちですが、色とりどりの紫陽花が目を楽しませてくれるそんな時季でもあります。
 
前回は「気」についてお話してきました。
気の働きが十分なのか、足りないのかということが体質を知る目安となりますが、気の不足でおこる体の状態を「気虚」といい、一時的ではない場合を気虚体質といいます。
では、気虚とはどのような体の状態、体質なのでしょう。
疲れやすく、疲れがとれにくい。
パワーの量が少ない。
風邪をひきやすく、治りにくい。胃腸が弱い。寒がり。体温が低い。手のひらや足の裏が湿っている。声が小さい。夏バテしやすい。
などの特徴があります。
 
気虚の養生とは?!
気を補います。
漢方では補気(ほき)といいます。
 
起居では、
充分な睡眠をとりましょう。
20~30分の昼寝も有効です。
朝食は抜かず、温かく消化の良いものを食べます。
散歩や軽い運動で体を動かします。
雑事に気を使いすぎないように。
 
食材では、
山芋、穀類、大豆、大豆製品、ナツメ、栗、クルミ、カボチャ、キノコ類、鶏肉、卵、牛乳、ウナギなどがおすすめです。
 
ツボでは、
足三里(あしさんり) 5~6秒押します。
 
中脘(ちゅうかん)左回りにゆっくりさすります。
 
 
漢方薬では、
生脈散、補中益気湯、六君子湯などが使われます
 
気虚の方は、風邪、消化不良になりやすく、アレルギー性疾患、胃下垂、子宮下垂、痔、尿失禁、口内炎、膀胱炎、不妊などの原因になることもあります。日々の養生をとりいれ、体調を整えていきましょう。
 
 
「未病に克つ!」で体質別養生~「気」とは
2022-05-15
天候の不安定な毎日が続いていますが、木々は緑が鮮やかになり、田植えが始まり、季節が移り替わっているのを感じます。
 
さて、漢方では体質を判断する時に「気・血・津液・精」の調和の程度を考えます。
今日はその中の「気」についてみてみましょう。
 
気は人間の生命活動に必要なエネルギーです。
気は主に「先天(せんてん)の気」と「後天(こうてん)の気」の2つで生命活動を支えています。
「先天の気」とは両親から受け継いだ生まれ持った生命力のことを指し、「後天の気」は「飲食物(水穀(すいこく)の精微(せいび)=栄養素)」と、呼吸により取り入れた生命活動に必要な「空気(=清気)」のことを指します。
「先天の気」は元気(げんき)、「後天の気」は宋気(そうき)、その他、営気(えいき)、衛気(えき)と呼ばれるものなどもあります。
 
気の具体的な働きとしては、次の5つがあります。
人の動きや、気・血・津液を推し進める働き〈推動(すいどう)作用〉
全身を温める働き〈温煦(おんく)作用〉
体の表面を守る働き〈防衛(ぼうえい)作用〉
栄養物を体の中にとどめたり、内臓の位置を支える働き〈固摂(こせつ)作用〉
飲食物や空気から気・血・津液を作り、不要なものを尿や便や汗などに変化させて体の外に出す働き〈気化(きか)作用〉
 
これらの働きが十分なのか、足りないのかということが体質を知る目安となります。
次回は、「気虚(ききょ)」について考えましょう。
 
「未病に克つ!」で体質別養生~「体質」とは
2022-04-21
新型コロナウイルス感染症から3回目の新年度を迎えました。
新しい生活様式という名の三密回避、マスク着用など人間社会は右往左往していますが、ハナミズキやツツジは新型コロナ以前と変わらず花をつけ、新緑がまぶしい季節です。
 
昨年度は、あんず薬局の健康読本「未病に克つ!」をベースに、1年間をかけて季節の養生についてお話しました。
今年度は、「体質別の養生」についてお話します。
 
「体質」とは何でしょう。
手元にある国語辞典には、「生まれつきのからだの性質」とあります。
体質とは生まれつきだけのものなのでしょうか。
漢方では、父母から受け継いだ、生まれながらに持っているものに加えて、誕生からの地域環境の気候・風土、生活習慣、文化や宗教信仰などさまざまな影響を考えます。
中でももっとも体質形成に影響するものは日々の生活習慣で、食生活、休養のとり方、心の持ち方、居住、そして、年齢も関係します。
肥満、痩せなどのからだの形態、体の屈強さ虚弱さ、消化、循環などの生理機能、情緒の変化、感情の表現などの性格も含めて体質は環境や習慣、年月に従って変化し、形成されます。すぐに大きく変わることではないので、体質を的確に把握することが養生や健康維持の対応策をとるのに役立ちます。
そして、手近にできる飲食、休養、季節ごとの暮らし方、精神状態などから改善することでより良い体質に変えていくことができます。
 
漢方では、人が問題なく生命活動をするためには、「気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)・精(せい)」が正しく調和していることが必要と考えます。バランスを崩すと体にさまざまな不具合がおこり、病気を引き起こす原因にもなります。
「気・血・津液・精」の失調からおこる自分の体質傾向を確認して、生活の中にそれぞれの養生を取り入れていただけたらと思います。
 
次回は、「気・血・津液・精」の「気」についてお話しします。
 
*写真は春を告げるきのこといわれるアミガサタケ。ヨーロッパでは高級食材だそうです。5~15㎝くらいで庭や林に生えてきます。都心の緑地でも探せます。
 
 
「未病に克つ!」で季節の養生~晩春(清明&穀雨)4月5日~5月4日まで
2022-03-21
ここのところ気温の高い日もあり、関東では桜の開花が気になる頃となりました。
4月に入るとすぐに二十四節気の清明(4月5日)です。
そこから立夏(5月5日)の前日までは晩春となります。
 
春は冬の間、閉じこもっていた気(生命エネルギー)が温暖な気候によって発散します。
そのため、アトピー性皮膚炎、関節痛、喘息、うつ病などの持病のある方は症状が悪化することがありますので気をつけしょう。
過労に注意し、充分な休養を取ります。
また、冷えや春の突然の強風に当たらないように気を付けます。
まだ肌寒い日もありますが、室内の換気を心がけ空気を清新に保ち、引き続き感染症の予防も心がけましょう。
夏服へは急に涼しい格好をするのではなく、徐々に移行します。
 
晩春には麦、緑豆、小豆、豆腐、アスパラガス、チンゲン菜、アサリ、ワカメ、緑茶などさっぱりとして体に熱がこもらないものがおすすめです。
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