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なんとな~く二十四節気な健康情報あれこれ

 
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秋の七草 葛と桔梗
2017-10-23
明日、10月24日からは二十四節気の霜降(そうこう)が始まります。
暦の上の秋も終盤になりました。
日が落ちると気温はぐっと下がり、朝方は霜が白く降りているのも見られるようになります。
 
日中は空気が澄みわたり、野に山にハイキングや散歩に出かけるにも良い気候です。
春には、七草粥にする「春の七草」がありますが、秋の野山には見て美しい「秋の七草」があります。
この秋の七草…萩(はぎ):薄(すすき):葛(くず):撫子(なでしこ):女郎花(おみなえし):藤袴(ふじばかま):桔梗(ききょう)…は観賞用、茶花、お月見のときのすすきであったりと色々な使われ方がありますが、古くから民間薬や漢方薬の原料としても使われてきました。
今日はこの中の『葛』と『桔梗』のお話です。
 
『葛』
クズはとても繁殖力の強いマメ科のつる性植物です。
花は葉に隠れて目立たないですが、美しい紫色をしていて房状に咲き、空地や野山のいたるところで覆い茂っているのをよく見かけます。
このクズの根にはデンプンが多く含まれると共に、イソフラボンなど薬効のある成分も含まれています。
クズの名前の由来は昔、大和の国栖(くず)の人が根から取ったでん粉を「国栖粉」と名付けて売ったことによるといわれています。
なかでも吉野葛は特に有名です。
クズのでん粉は粘りが強く、またなめらかさもあり、くず湯、葛ひき、葛きりなど製菓や料理にと広範囲に使われています。
子どものころ、身体が冷えたり、風邪気味の時にくず湯を飲まれた方もいらっしゃるかと思います。
クズの根は葛根と呼ばれ、風邪の引き始めや後頭部、肩がこる時にお世話になる漢方薬「葛根湯」の主原料です。
 
『桔梗』
キキョウは草丈50~100センチの多年生草本で、茎の先に釣鐘型の紫色(まれに白色)の花を開花します。
日当たりのよい山野・乾いた草地に自生しますが、古くから観賞用に栽培されて、切り花として愛でられていました。
根は白色で太く、長い紡錘形で地中にまっすぐのびています。
根を食用にすることもあるそうです。
この根は生薬では桔梗根(ききょうこん)と呼ばれ、キキョウサポニンという成分が含まれています。
咳や痰、喉の痛み、しわがれ声によい漢方薬にもこの生薬が入っています。
また、のど飴にも桔梗根エキス入りのものがあります。
 
菊の花
2017-10-13
今日、10月13日は七十二候の菊花開(きくのはなひらく)です。
菊の花が咲き始める頃で、旧暦では重陽の節句の時期にあたり、菊の節句とも呼ばれています。
 
菊の花は生薬では菊花(キクカ)と呼ばれます。
中国では、古くから長寿の薬として珍重されてきました。
過剰な熱や老廃物を排泄する作用があり、特に目の疲れに良いとされていることから「飲む目薬」としても有名です。

日常生活でも菊花茶、菊花酒として親しまれています。
食用菊は、奈良時代に日本に伝わり、江戸時代より庶民の間でも食されるようになりました。
苦みを少なくし、食べる部分の花びらを大きくなるように品種改良された菊は、茹でておひたしにしたり、酢の物や和え物にしたりして食べられています。
また、優れた殺菌・解毒効果を利用して刺身などの生ものに添えられていることもあります。
 
日本では食用の生花が多く売られていますが、中国では乾燥させたものをお茶にするのが一般的です。
菊花茶の作り方は簡単で菊花を4~5輪ポットに入れて熱湯を200ml注ぎ3分間抽出します。
ジャスミン茶や緑茶などと一緒に蒸らして飲むのもおすすめです。
 
~疲れ目対策に~
「クコ菊花茶」 材料約2杯分
〈材料〉
クコの実 小さじ1(20粒前後)
菊花  8輪
熱湯  400ml
〈作り方〉
ポットにクコの実と菊花を入れ、熱湯を注いで3分程度蒸らし、香りが出てきたら飲み頃です。
お湯を注ぎ足して2~3回飲むこともできます。
クコの実と菊花はどちらも肝(かん)の機能を高め、眼精疲労、目の渇き、かすみ目などに良いとされています。
スマホやパソコンで疲れた目に菊花茶はいかがでしょうか。
 
金木犀の咲く頃
2017-10-03
10月3日からは七十二候の水始凅(みずはじめてかるる)です。
田んぼの水を落として、稲穂の刈り入れを始める頃です。
まさに収穫まっさかりの時期で、黄金色に輝く稲穂が美しくなびく景色が、各地の田んぼで見られるでしょう。
 
この頃、横浜では樹木に咲くオレンジ色の小さい花が、甘い芳香を漂わせています。
秋を代表する花として知られているのが、金木犀(キンモクセイ)です。
遠くまで香りが届くことから「九里香」ともいわれています。
 
キンモクセイの原産地は中国で、丹桂と呼ばれています。
日本には江戸時代に伝わったといわれています。
キンモクセイの花を白ワインに漬けた桂花陳酒は、楊貴妃も愛したお酒で、香りがよく日本でも人気があります。
その他に、キンモクセイの花を緑茶に混ぜた桂花茶などもあります。
キンモクセイの精油は、香りが変化しやすく抽出も難しいことから、とても高価です。
主に香水に使われ、ルームスプレ-などにも向いています。
キンモクセイの香りは心身の緊張をほぐして、心を落ち着かせる効果があるといわれています。
ただし、キンモクセイの精油は皮膚刺激があるため、直接肌に付かないように注意が必要です。
 
わざわざ希少な精油を買わなくても、キンモクセイの芳香を楽しみたいという方には、今の時期がベストシーズンです。
 
※妊娠中の精油のご使用は個人差が大きいのでおすすめできないものがあります。
    ご相談ください。

 

 
葡萄(ぶどう)
2017-09-22

明日は秋分の日。そして七十二候では雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)です。

「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおり、いよいよ秋本番。

そして、「夕立や雷の季節もおしまいです。」ということです。

 

秋は果物がおいしい季節です。

ぶどうもその一つですね。

スーパーの果物コーナーには緑、濃い紫、赤紫、黒に近い色とたくさんの種類のぶどうが並びます。

この中でも紫系のぶどうの皮にはたくさんのアントシアニンが含まれます。

これは、抗酸化作用のあるポリフェノールの一種です。

 

抗酸化作用があるものは身体に取り込むと身体の酸化つまり老化を防いでくれるといわれています。

そのため、皮ごと食べる、干しぶどうにして食べる、ジュースにして飲む、赤ワインで飲むなどのとり方があります。

ちなみに赤ワインを飲む習慣のあるフランスやイタリアでは肉をたくさん食べる割に心臓疾患が少ないといわれています。

 

東洋医学の世界では黒いものを食べると「補腎」といって老化予防になるといわれています。

黒豆、黒ゴマ、黒米、など。昔から経験としてポリフェノールの存在が分かっていたのでしょうね。

今夜は 黒豆の煎り豆と干しぶどうをおつまみに赤ワインでも飲みましょうか。

 
女性のための珍味
2017-09-16
今日、9月18日からは、玄鳥去(つばめさる)です。
ツバメが南へ帰る頃、という意味があります。
 
仲秋の季節の花の一つとして、鶏頭(けいとう)が思い浮かびます。
別名「鶏冠花」。
読んで字の通り、鶏のトサカを連想させる真っ赤な花です。

今回はツバメと鶏頭にちなみ、鳥の珍味、高級食材についてお話しします。
意外なことに、珍味は健康促進に役立ち、美肌効果まで持っています。

まずは、ツバメにかかわる珍味。
といえば、もちろん「ツバメの巣」です。
中華料理では高級食材の代表格です。
私たち庶民の口にはなかなか入りませんが、楊貴妃や西太后は好んで食べていたそうです。
「ツバメの巣」は、アナツバメが巣を作るときに使う唾液を乾燥させたものですが、そこにはシアル酸という成分が多く含まれています。
シアル酸は糖鎖栄養素の一部分です。
これが多いと、免疫力・自然治癒力が高まるそうです。
それだけでなく、ツバメの巣の成分の中には皮膚細胞の生まれ変わりを促進するものが含まれている、という説もあります。
このように免疫を促進し、皮膚の代謝も促すのなら、アンチエイジングのために高貴な女性たちが好んだのも、うなずけますね。

次は、鶏頭です。
先にも書きましたようにこの名は「鶏のトサカ」を意味します。
実は鶏のトサカにも美肌効果があります。
お肌といえばヒアルロン酸ということは広く知られるようになりましたが、トサカから抽出されるヒアルロン酸には特に有効成分が多いのです。
こちらはフランス料理で高級食材として扱われます。
(「鶏のトサカのパテ」などがあるそうです)
そして、東の楊貴妃と西太后に対抗するように、西ではカトリーヌ・ド・メディチの好物だったとか。
巣やトサカまで食べてしまう、東西の女性たちの美にかける執念、すごいものですね。

もうひとつ、美肌といえば何と言っても「コラーゲン」。
最近の研究では、コラーゲンやヒアルロン酸は単体ではなく、シアル酸と一緒に摂ることが効果的とのこと。
では、ツバメの巣を食べなければいけないのでしょうか。
ご心配なく。
シアル酸は、身体のなかでつくられますし、身近な食材では鶏卵や子持ちシシャモなどにたくさん含まれているそうです。
これなら、お財布の心配もいりません。
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